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上越市板倉区「栗沢さくらの里」の桜間もなく見頃 桜と雪同時に見られるのは今だけ

上越タウンジャーナル

新潟県上越市板倉区の栗沢集落にある「栗沢さくらの里」の桜が間もなく見頃を迎える。同所を管理する「栗沢桜の里をつくる会」(安原義一代表、会員60人)は2025年4月26日の今シーズンのオープンを前に、16日から来場者を迎え入れる準備に取り組んでいる。

《画像:上越市板倉区にある「栗沢さくらの里」》

同所は1ha以上の広い土地に、桜をはじめ、季節ごとの植物が植えられており、一般にも開放されている。もともとは集落に住む安原代表(81)が耕作放棄地の活用や美しい花を楽しめる里山の再生などを目指し、約20年前に個人で始めた。約9年前には安原代表に賛同したメンバーが集まり、同会を設立。珍しい品種の桜栽培に挑戦したり、桜のオーナー制度を取り入れたりするなど、集落を花で彩る活動を推進している。

《画像:満開の桜》

《画像:つぼみも多く見られる「陽光」》

園内にはソメイヨシノのほか、早咲きの「河津桜」、平和への願いを込めて作出された「陽光」、八重咲きの濃紅色をした「カンザン」、緑色の花を咲かせる「御衣黄」、2018年に国内の野生桜としては100年ぶりに発見された「クマノザクラ」など、計約60本が植えられている。

《画像:園内には多種の約60本の桜が植えられている》

今年は大雪の影響で、例年よりも桜の開花が遅れており、現在も園内には残雪がある。安原代表によると雪と桜が同時に見られるのは珍しく、「9年間で2回目」という。この光景を楽しめるのは今の時期だけだ。

《画像:桜と雪を見ることができるのは今の時期だけ》

16日は安原代表と会員の計3人が桜の木に品種名やオーナー名を記したプレートを設置する作業などを行った。現在はソメイヨシノと河津桜は満開を迎えているが、陽光は七分咲き。場所によってはまだつぼみもあり、品種によってはこれから開花するので、5月の連休明けまでしばらくは桜を楽しめそうだ。

《画像:4月16日からは桜の木に品種名などのプレートを設置》

安原代表は「雪の重みで木々が折れるなど、今年は心配も多かった。数は少ないが、これからいろいろな桜が咲いていく。時間があればいつでも見に来てほしい」と話している。

《画像:4月26日からはトイレも利用可能になる》

桜の時期が終わる頃、スイセンも見頃を迎える。その後は卯の花やアジサイなども鑑賞できる予定。オープンの26日には案内看板も設置され、トイレも利用可能に。駐車場も完備されている。

栗沢さくらの里駐車場近く

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