ヒュンメルデザインの広島・長崎サッカーU-15代表ユニフォーム 平和のメッセージを伝えるピースマッチで着用
デンマークのスポーツブランド、ヒュンメル(hummel)は、「HiFA 平和祈念 2024 Balcom BMW PEACE MATCH」において、広島と長崎のU-15代表が着用するピースユニフォームを発表しました。
【写真】フィールドプレーヤーとゴールキーパーのU-15代表ピースユニフォーム
ピースマッチは、毎年8月に広島で開催される平和のメッセージを伝える親善試合で、ヒュンメルはそのエキップメントパートナーを務めています。
ピースユニフォームは、2019年から続くピースマッチのシンボル的な存在となっています。
今年のデザインは折り鶴をモチーフにした幾何学パターンをベースに、平和の象徴であるハトが「SHARE THE PEACE」というメッセージとともに胸に大きく描かれています。明るいイメージで仕上げられたこのユニフォームは、平和への願いを強く表現しています。
広島代表のシャツには、前面に原爆ドームが、背面に長崎の平和祈念像がデザインされ、長崎代表のシャツにはその逆が配置されています。これにより、両県の選手たちは互いの平和のシンボルを背負い試合に臨むこととなります。
また、広島に設立された最初の国連機関である国連訓練調査研究所(ユニタール)のロゴも胸に掲げられ、平和のメッセージを世界に発信する後押しをしています。
ピースマッチに参加する選手たちは、試合の前後に原爆ドームや広島平和記念資料館を訪れ、碑巡りを行うなどの平和学習にも参加します。このことは、戦争の悲惨さと平和の重要性を深く学び、将来への責任を感じる機会となります。
広島市の松井市長は7月18日の会見で、「現在の世界情勢を鑑みると、戦争のない平和な世界がいかに大切かを伝えるツールとして、スポーツは大きな役割を果たすと考えています」と述べ、スポーツを通じた平和のメッセージの発信に意欲を見せました。
今年のピースマッチは、エディオンピースウイング広島で開催される予定です。広島県サッカー協会の宗政潤一郎会長は7月30日の記者会見で、「この場所は、子どもたちが恒久平和を願い、夢と希望を抱いて羽ばたくための最適な場所です。サッカーを通じて平和のメッセージを伝えたい」と語りました。
ヒュンメルは、平和学習につながるチャリティーピースシャツの販売も行い、スポーツを通じて平和への意識を高める取り組みを続けています。
HiFA 平和祈念 2024 Balcom BMW PEACE MATCH 概要
[開催日]
2024年8月7日(水)
[開催場所]
エディオンピースウイング広島
[スケジュール]
15:30 PEACEセレモニー
16:00 PEACE MATCH 広島県選抜U-15 vs 長崎県選抜U-15