【三山ひろしのさんさん歩】食べてくれる方の笑顔が喜び!創業101年の老舗菓子店「梅原晴雲堂」
須崎市で知らない人はいない!?大正13年創業の老舗菓子店「梅原晴雲堂」へ
今回は高知県須崎市をお散歩する三山さんと川辺アナ。
この日二人が訪れたのは、菓子店「梅原晴雲堂」。
三山さんの大好きなスイーツがたくさん販売されているお店だ。
須崎市では知らない人はいないほど、長い歴史を持つこのお店。三山さんも当然知っていたようだ。
大正13年に創業された「梅原晴雲堂」では、当初は和菓子の製造・販売を行っていた。
時代の流れとともに洋菓子も扱うようになり、現在では和菓子の良いところと洋菓子の良いところを組み合わせた商品が魅力のひとつとなっている。
そんな「梅原晴雲堂」で4代目を務めるのは、梅原啓介さん。
3代目の父・朗さんの後継ぎとしてお店を切り盛りしている。
さっそくだが、三山さんはスイーツが気になる様子…
三山さん:普通に洋菓子を売るのではなく、和のテイストを入れているっていうのがいいですよね。この「うららか」なんかね、名前からして和菓子のテイストなんですよね〜。可愛らしい花がのってたりして工夫が凝らされてますね!
店頭には、和と洋を融合させた商品や県産のフルーツをたっぷりと使用した高知ならではのスイーツがたくさん並ぶ。
なかには、地元企業「丸共味噌醤油」とコラボした「須崎醤油カステラ」などもあり、豊富なラインナップでお客様の心を掴む菓子作りを行っている。
老舗菓子店の裏側をのぞき見!三山さんがパティシエに!?
特別に厨房へと案内してもらえることになった三山さんと川辺アナ。
奥へ進むと真剣な眼差しでケーキ作りに励む、3代目・朗さんの姿が!
朗さんから「せっかくなので」と声を掛けられ、ヘラを渡される三山さん。
ケーキの表面全体をクリームで覆う作業「ナッペ」を任された。
慎重にクリームを塗っていく…どうやら、なかなかの腕前のようだ!さすが三山さん。
お客様に味わってもらうことが最大の喜びだと考える「梅原晴雲堂」。
お客様の笑顔を見るために、一つ一つの工程に手を抜くことはない。
三山さんはケーキ作りを通して、3代目の熱い思いを感じ取ったようだ。
4代目の啓介さんには、可愛い愛娘がいるが、将来この子が3代目や4代目の熱い想いを受け継いでくれるのかもしれない。
三山さんが夏の和菓子「水まんじゅう」作りに挑戦
そろそろスイーツを味わいたいところだが、ここで三山さんと川辺アナに挑戦してもらうのは「水まんじゅう」作り。
「涼」を味わえる夏の和菓子だが、なんだか作るのが難しそう。
不安を抱えながらも、3代目に指導してもらい調理スタート!
三山さんは力仕事が必要な葛餅(くずもち)作りを。川辺アナは繊細さが必要な餡作りを担当する。
容器の中に生地を少し注ぎ、重さを量った餡を入れ、さらに上から生地で蓋をする。
冷蔵庫でしっかりと冷やした後は、容器から取り出す。このとき、優しく取り出さないと形が崩れてしまうので慎重に慎重に。
二人が頑張って仕上げた力作がこちら!
とても上手に出来上がっている。
さぁ、早速いただきます!と言いたいところだが、今回は食べてはいけない。
「お客様に味わってもらうことが最大の喜び」だと考える「梅原晴雲堂」のモットーを体感してもらおうと、今回はお店の外にいる三山さんのファンに水まんじゅうを提供することに。
三山さん:せっかく出来たので食べましょうよ!
川辺アナ:食べたいところなんですが、お菓子屋さんの喜びは、食べている人の笑顔を見ることですよね!地元の人に食べていただくのはどうですか?
おいしいと言ってもらえる喜び!笑顔が見られる喜び!
川辺アナの提案で、お店の前にいる三山さんファンに水まんじゅうを振る舞う三山さん。
三山さん:当店自慢の水まんじゅうをお作りしました〜。
多くの方から笑顔で「ありがとう」「おいしい」と言ってもらえた三山さん。
自分が作ったスイーツを味わってもらう喜びを強く感じられたようだった。
3代目からは頑張ったご褒美にと、パティシエ三山さんの写真がプリントされたケーキを手渡された。
待ちに待っていたスイーツに、勢いよくかぶりつく三山さん。よっぽどスイーツを欲していたようだ!
おいしくケーキをいただきながら、今日一日の出来事を振り返り、自分で食べるだけではなく誰かに食べてもらうことも素敵なことなんだなぁと呟いた。
「梅原晴雲堂」の裏側を知り、そして食べてくれる方の笑顔が自身の喜びになる体験を通して、貴重な時間を過ごせた。
今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。
梅原晴雲堂
住所:高知県須崎市中町1-5-9
電話: 0889-42-0254
情報提供/高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや