釣れた若魚で作るレシピ:シバチンの吸い物 傷ついた個体を美味しくいただこう
秋から初冬によく釣れるシバチン(チヌの若魚)。群れに当たると、数が出るところが面白い。今回は定番の吸い物に、キノコをプラスしてみた。
シバチンとは
シバチンとはチヌの若魚のことで、手のひらサイズ。関東ではカイズとも呼ぶ。型が小さいだけに、持ち帰るのはハリを呑んで傷ついた場合のみにしたい。
下処理
持ち帰ったシバチンはエラとワタをとり、ウロコを剥ぐ。あとは内側を水洗いすれば下処理は完了。
霜降り
下処理後は霜降りにする。まずは魚を鍋に移して水を張り、加熱。ひと煮立ちさせたらお湯を切り、鍋ごと魚を濯げばOK。
キノコをプラス
霜降り後は再び水を張って火にかける。煮立ってきたら、みりん、薄口しょう油、塩で味付けし、キノコをプラス(今回はエノキを使用)。好みで刻みネギを加えてもいい。ここでのポイントは薄味にすること。「ちょっと薄い」と感じるくらいがちょうどいい。
ラスト
ラストはカボスなどの柑橘系を少し絞ればできあがり。優しいだしと、フワフワな食感は胃にも優しく、カラダに染み渡る。
<松田正記/TSURINEWSライター>