「そんな話もしてないんだけどね…」暴走し続ける義母に、義姉もお手上げ状態 #頑張り過ぎない介護 102
一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
外科医と話した日から、不眠が続いているまる子さん。目標に掲げていた義母の直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)の手術も雲行きが怪しくなってきて、誰に気持ちをぶつければいいのかもわからず、つらい日々を過ごしていました。しかし、義母はそんなまる子さんの状況などお構いなし。相変わらず勝手な言動を繰り返し、栄養バランスを考えて一生懸命用意した食事も「まる子さんが勝手に用意しただけ」と言う始末。義母から指示されたから用意したはずですが、まる子さんには、そう反論する気力すら残っていません……。
義母との関係は完全に崩壊
心身ともに限界が近づいているまる子さんのもとに、ケアマネジャーさんがやって来ました。ケアマネさんからは、義母に介護老人保健施設へ入ってもらい、離れたほうがいいと提案されましたが、施設は義母だけではなく夫も難色を示しています。案の定、パンフレットを見せながらケアマネさんが話をしても、義母は拒否。夫も「施設はないな」と一蹴……。一刻も早く義母と離れたいと思うまる子さんの気持ちとは裏腹に、ケアマネさんが訪問してくれても、結局何も状況は変わりませんでした。
仕事に行く私の代わりに、義母のお世話をしに来てくれた義姉。
義母の暴走事件についての話になります。
混乱中なのは、義姉も同じようで……。
義姉と私が何を話しているのか警戒している義母の目を盗んで、今の状況を説明します。
ひと通り話し終えたところで……。
義母がやって来ました。
私と義姉が話し込んでいるのを見て、明らかに警戒している様子です。
私が仕事の日は義姉が義母のお世話をしに来てくれるのですが、義母はどうやら私と義姉が何を話すのかが気になるようで、警戒しながら様子をうかがっています。そのため、あまり深い話はできなかったものの、今の状況をざっくり説明することはできました。
どうやら義母は、私が「手術をしないなら、おしりのお世話(飛び出た腸を戻すケア)もしない」と言った日から、義姉に「アパートか施設に入るから、あなたが部屋を借りて朝から晩まで面倒を見なさい」と言い続けているようで、義姉もウンザリしていました。
義母いわく、手術をしないのは「手術をきっかけに認知症になってしまったら、自分のせいで家族が崩壊してしまうのがイヤだから」だそうですが、今回の一件で、少なくとも私と義母の関係は完全に崩壊してしまったように思います。正直、もう無理……。
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まる子さんの代わりにお世話に来てくれた義姉も、実の母である義母の暴走に振り回されて困っているようですね。お互い何を思っているのかちゃんと理解するためにも、顔を合わせてきちんと話し合う場が作れるといいのですが……。このまま誤解や暴走が続くと、本当に家族関係が崩壊してしまいそうです。
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