【姫路】「HI,COFFEE.」が東辻井にも!自家焙煎の浅煎りコーヒーをスイーツやフードと♪
「浅煎(い)りコーヒーの魅力をもっとたくさんの人に知ってほしい」との思いから、2024年11月に2号店となる姫路東辻井店をオープンした「HI,COFFEE.(ハイコーヒー)」。自家焙煎のスペシャルティコーヒーに加えて、軽食やスイーツもそろえ、新たなスタートをきりました。
・「HI,COFFEE.(ハイコーヒー)東辻井店」
姫路市町坪のコーヒースタンド「HI,COFFEE.(ハイコーヒー)」の2号店が、2024年11月同市東辻井にオープン。ハイグレードのスペシャルティを扱う自家焙煎コーヒーのラインアップはそのままに、ワンハンドフードやスイーツメニューも加わり、さらに楽しみ方が広がりました。
店を切り盛りする店主夫婦は、有名店「ブルーボトルコーヒー」の出身で、東京のコーヒーショップで経験を積んだ一流のバリスタ。「ブルーボトル」でその奥深さに魅了されたという浅煎(い)りのコーヒーを姫路でも提供したいと、2人の長年の夢だったコーヒースタンドを姫路市町坪(ちょうのつぼ)にオープンしました。
2022年にオープンした1号店「SAT. by HI,COFFEE. 町坪店」は、姫路市街地から少し距離のある場所にも関わらず、イベントやメディアで注目を集め人気店に。当時は毎週土曜日の週1日営業だったため、もっとたくさんの人にコーヒーの魅力を伝えたいと考えていた時に出合ったのが、今の店舗だったそう。
前店のアイスクリーム屋「proper ingredients(プロパーイングリーディエンツ)」、そのまた前店のインテリアショップ「bocagrande(ボカグランデ)」のころから店に通い、店主自身もなじみのある場所だったため、店を引き継ぐことに迷いはなかったとか。
まぶしいくらい真っ白な店内に入ると、歴代店主から引き継がれてきたアンティーク家具が配され、新しさと懐かしさが見事に調和した空間が広がっています。中でもフランスの映画館で使われていたというベンチシートにも注目を。「孤立する席はあえて作らず、お客さん同士やスタッフと会話を楽しめる場所になれば」と店主は話します。
・“BOSS”が淹(い)れる特別な一杯
コーヒー豆のラインアップは、オリジナルブレンド2種とシングルオリジン4種の常時6種類。品種は固定せず、その時々で店主が良いと感じた豆を仕入れています。毎日でも立ち寄ってほしいとの思いから、一杯450円〜という価格設定もこだわりの一つです。
焙煎度が低い、いわゆる“浅煎り”の豆は、コーヒー独特の苦味が少ない分、豆の個性が際立ち、コーヒーが本来持ち得る"甘み" や "果実感" といったまるで紅茶のような味わい方があるという事を多くの人に知ってもらいたいと、同店のコーヒーはほとんどが浅煎り。一般的に深煎りが選ばれるエスプレッソでさえ、ここでは中深煎りなんだそう。
『BOSS(COLOMBIA SIDRA NATURAL)』1,000円
店主が店に立つ日しか味わえない、まさに“BOSS=店主セレクト“による、BOSSが淹(い)れる特別な一杯。取材日は、コロンビアの「シドラナチュラル」。透明感ある酸味の後には青リンゴや洋梨の爽やかな柑橘系の香りが後を引きます。
『カフェラテ(HOT)』600円
ホットの『カフェラテ』は、キメの細かいフォームミルクに、お店自慢のオリジナルブレンド豆から抽出したエスプレッソを注いだ濃厚な一杯。丁寧に描かれたラテアートにほっこりと心が和みます。
おいしいカフェラテを作るのに欠かせないのが“上質なエスプレッソ”と“キメ細かいスチームミルク”。数々のコーヒーショップで知識と経験を得て腕を磨いたバリスタだからこそ、適確なタンピングや豆の微妙な挽(ひ)き具合の調整、ミルクを甘く口当たりを良く仕上げるためのスチームなど、エスプレッソマシンのスキルも心得ています。
・甘塩っぱいがクセになるワンハンドフード
『LIEGE WAFFLE』450円
コーヒーのお供に、軽食やスイーツはいかが?大きめサイズがうれしい『ワッフル』は、注文を受けてから焼き上げるので、焼きたて熱々をいつでも味わう事ができます。外カリ中フワの食感と、ハチミツの甘い香りに思わず笑みがこぼれます。
『EGGS BENEDICT WAFFLE』680円 ※土~月曜日限定
土~月曜日限定の『EGGS BENEDICT WAFFLE』は、軽めのランチや遅めのブランチにおすすめ。カップの中にワッフル、角切りのスパム、半熟目玉焼き、ニンジンが層になり、自家製ハニーマスタードソースが全体をまとめます。
カットされたワッフルで半熟卵をすくうと、黄身がとろりとあふれ、クリーミーな味わいに。ワッフルとハチミツの甘味とスパムとマスタードの塩味の絶妙なバランスにフォークが止まらないはず!
・金曜日限定!大人が夜を嗜むためのコーヒー
『RWANDA ANAEROBIC NATURAL』700円 ※金曜日17:00~20:00限定
毎週金曜日の17:00~20:00限定で、夜カフェがオープン。夜だけの特別メニューとして、コーヒーをワイングラスで提供するちょっぴりユニークなスタイルも楽しめます。
コーヒーのラインアップは日中の営業時と同じものから選べますが、昼と夜とで味わいを変えるのがバリスタならではの腕のみせどころ。取材日に淹れてもらったのは、『RWANDA ANAEROBIC NATURAL』。
ドリッパーも昼と夜でチェンジ。ドリッパーは、徹底的に抽出効率を計算されて開発された「SIMPLIFY the Brewer」を使用。ドリッパーの中のコーヒーをスプーンでなじませながら淹れるのがポイントです。
ワイングラスに注がれたコーヒーは、グラスに口を近づけた瞬間、立ち上るその芳醇な香りに驚かされます。果実の甘さの後に残る後口はまさにワインの渋みさえ感じられるほど。淹れ方や飲み方によって変わるコーヒーの新たな魅力を教えてくれる一杯です。
いつもとはひと味違う、大人のカフェタイムを過ごしてみては?
店内では、コーヒー豆の販売(100g/900円~)や『ドリップバッグ』(1パック250円)のほか、ドリッパーやコーヒーカップなど店主セレクトの雑貨の販売もしています。どれもオシャレなデザインでちょっとしたギフトにもおすすめです。待ち時間にぜひチェックしてみて。
・「SAT. by HI,COFFEE. 町坪店」
姫路市町坪(ちょうのつぼ)の住宅街の中にある「SAT. by HI,COFFEE. 町坪店」。えんじ色の壁とCOFFEEという大きな文字が目を引く、昭和レトロな外観が特徴です。
2025年4月現在は休業中で、5月から第3土曜日のみ営業を再開する予定だそう。最新情報を公式Instagramでチェックしてから訪れて。
同じ豆を使っても、ドリッパー、淹れ方、飲み方で、全く違う味わいが生まれることを教えてくれる「Hi, Coffee.」。コーヒーが苦手な人にこそ飲んでほしい一杯があります。新しい出合いを求めて足を運んでみては。
■詳細情報
■DATA
HI,COFFEE.(ハイコーヒー) 東辻井店
所在地
兵庫県姫路市東辻井1-11-17
営業時間
月・木・土・日/11:00~18:00
金/11:00~20:00
■DATA
SAT. by HI,COFFEE.(サットバイハイコーヒー) 町坪店
所在地
兵庫県姫路市町坪330
営業時間
11:00~17:00