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『ジョーカー2』ホアキンとガガの歌唱シーンは生演奏 ─ プロ歌手ではない二人の歌を再現

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ホアキン・フェニックス主演『ジョーカー』続編、『ジョーカー:フォ・リ・アドゥ』はミュージカル映画としても非常にチャレンジングな作品となっているようだ。監督のトッド・フィリップスが驚異の舞台裏を米向けのインタビューにて明かしている。

前作『ジョーカー』から2年後が舞台となる続編『フォリ・ア・ドゥ』。続編では1作目の事件後、収監された施設内でアーサー(ホアキン・フェニックス)とリー(レディー・ガガ)が出会い、2人が最強にして最凶のヴィラン・カップルへと成長していくことが予告編映像などから分かっている。

未だ詳細なプロットは明かされていないものの、ミュージカル要素があることはかねてから報じられており、ハーレイ・クイン役を演じるのがガガであることから、そのパフォーマンスには大きく期待したい。

「アーサーとリーが会話の途中で歌に突入するのを自然に見せたい」「他の誰にも聴こえていない音楽が2人にだけ聴こえるとき、音楽はどこからやってくるのか?」「しかし役の上ではアーサーもリーもプロの歌手ではないから、いかにもそれっぽく見えないようにしたい」など、ホアキン、ガガ、フィリップスらはアプローチを検討していたそう。

試行錯誤の末、本作でホアキンとガガはライブ歌唱を行っている。通常のミュージカル作品では、俳優は事前に録音したトラックに乗せて歌うものだが、まさかの生演奏でやってのけたのだ。2人がどんなテンポで歌おうとも、カメラには映っていないピアノ奏者がずっと演奏を合わせてくれていたのだとか。

ホアキンは「典型的なミュージカルでやるような形では歌唱しないということが重要でした。ビブラートも完璧な音程も要らない。その代わりに、いらいらさせられるけど偽りのないものにしたいというゴールがありました」と当該シーンでの狙いを語っている。恐らくそれは実現したものと思われるが、問題は編集作業だ。

フィリップスは編集ルームで、大幅に異なるそれぞれのテイクを、まとまりのある一連のものにするために、必死で同期を試みたそう。作業のハードさを「悪夢のようでした」と振り返っている。

「特にホアキンについては、演じるその瞬間のフィーリングがほとんどなんです。撮影に現れる3週間前に音響スタジオで決めておくことができないですから。」

監督が苦心の末に仕上げた、ライブ感あるミュージカルシーンの仕上がりを楽しみに待とう。映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は2024年10月11日(金)公開

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