木彫りと酒袋バッグ こだわりの2人展 名張で25日から
芝田さん・井上さん
三重県名張市つつじが丘北の芝田美智子さん(81)と同市梅が丘北の井上玲子さん(77)による、木彫りと酒袋バッグの2人展「遊々展」が、4月25から27日まで同桔梗が丘3のギャラリー閑で開かれる。入場無料。
2人は10年以上前に共通の趣味の山歩きで知り合い、井上さんが芝田さんに、自作のバッグの持ち手を木で作ってほしいと依頼したのをきっかけに、コラボ展を開くようになった。以来、2年に1回のペースで開き、今回が5回目となる。
芝田さんは、ホオやカツラの木でバラやハナショウブ、スイレンなど花のモチーフを彫ることが多く、ニスや着色材を塗って仕上げる。今回は、大きな壁掛けのレリーフから、ブローチやリモコン入れなどの小物まで約40点を出品する。
丈夫で長持ちする酒袋を駆使する井上さんは、ショルダーバッグやポーチ、スマホケースなどを作っている。微妙な色の違いを生かして配置を工夫し、パッチワークのように縫い合わせた作品もあり、今回は約20点が並ぶという。
会場には、井上さんが撮った写真を芝田さんの作った額に入れた作品もあるそうで、芝田さんは「彫刻刀の切り口の奇麗さを見てほしい」、井上さんも「かばんの裏地は綿の布を柿渋で染めたこだわりの品もあるので、ぜひ裏も見て」と話した。
時間は午前10時から午後5時まで。
問い合わせは同ギャラリー(0595・65・1361)へ。