ビートレインズ 債務超過 解消を報告 参入条件2つ目クリア
プロバスケB3・東京八王子ビートレインズが4月4・5日、今季最後となるホーム戦を行った。5日の試合終了後には同クラブを運営する(株)THTマネジメントの室舘勲代表取締役社長が、新B2=Bリーグワン参入条件の1つだった債務超過を解消を3月31日付で果たしたと来場者の前で報告した。これで、ホーム戦の総来場者数3万9000人と合わせ、参入条件2つをクリアしたことになる。
室舘社長は「(経営体制を)5年前にバトンタッチしコツコツ頑張ってきた。当時は約2億8000万円の債務超過があり厳しい状況だったが、なんとか黒字化できた。来場者数もクリアできたので、いよいよ仮申請して2026―27シーズンから、おそらくBリーグワンに参入できると思う。今後も八王子を盛り上げられるよう一生懸命頑張るので応援よろしくお願いします」とあいさつ。会場からは拍手が送られた。
また、今季キャプテンを務めた大城侑朔選手は「上位チームに勝ちきれないのがまだまだ弱いところだが、昨季と比べて戦えるチームになった。成長できたのは、どんな時も会場に駆けつけてくれた皆さんのおかげ。ありがとうございました」と感謝を伝えた。
試合は東京ユナイテッドバスケットボールクラブに72―84、69―77と2連敗。2日間の来場者は2896人で、ホーム戦全26試合を通して4万4466人となった。これは同クラブ過去最高。成績は20勝30敗で全17チーム中13位。今季最後の試合は4月19・20日、アウェーで香川ファイブアローズと対戦する。