犬がご飯を好き嫌いしてしまう4つの理由とは どんな原因が考えられる?食べてくれないときの対処法まで
犬がご飯を好き嫌いしてしまう理由
犬は肉食傾向の強い雑食なのですが、好きなご飯もあれば、苦手なご飯もありますし、嫌いなご飯もあります。
ドッグフードの種類は豊富にありますから、色んなご飯を食べさせてみてください。愛犬の好きなご飯、とくに食いつきのいいご飯など、食べやすいものを見つけてあげると良いでしょう。
しかし、市販のドッグフードをお試しで買うには量が多いと思います。そのような場合は、動物病院やホームセンターなどで提供されているドッグフードのサンプルを頂いて試してみましょう。
犬にも気分や体調の変化があるため「今日は朝ご飯を食べ残しちゃったな」ということもあります。しかし、明らかにわがままによる食べ残しだなと感じられるときは要注意です。
では、なぜ犬がご飯の好き嫌いをしてしまうのか、その理由を見ていきましょう。
1.いつものご飯と違うから
犬がご飯を好き嫌いしてしまうのは、いつものご飯と違うからです。
ドッグフードを切り替えたとき、食べてくれないことがあります。いつもとご飯のニオイが違うことに不安や異変を感じ警戒しているのでしょう。
そのため、ドッグフードを切り替えるときは、10日ほど時間をかけて切り替えるのがおすすめです。
✔1日目…元のご飯90%:新しいご飯10%
✔2日目…元のご飯80%:新しいご飯20%
✔5日目…元のご飯50%:新しいご飯50%
✔9日目…元のご飯10%:新しいご飯90%
✔10日目…元のご飯0%:新しいご飯100%
このように、元のご飯は少しずつ量を減らし、新しいご飯は少しずつ量を増やします。
いきなり新しいご飯を与えると、犬が下痢や嘔吐を引き起こしたりすることもありますので注意しましょう。
2.トッピングがされていないから
犬がご飯を好き嫌いしてしまうのは、トッピングがされていないからです。
昨日のご飯を思い出してみてください。何か特別なトッピングをしてあげたのではありませんか?そのトッピングを余程気に入ったのでしょう。
「また昨日と同じご飯が食べたいよ」と、好き嫌いしてしまうことがあります。
トッピングに慣れてしまうと、トッピングがないご飯を食べなくなってしまうことがありますので、食べないからという理由でトッピングをすることはおすすめしません。
筆者の家では、ドッグフードとは別にし、食後のデザートやおやつとして与えることで、好き嫌いや偏食の原因にならないようにしています。
3.おやつが食べたいから
犬がご飯を好き嫌いしてしまうのは、おやつが食べたいからです。
ドッグフードよりも嗜好性の高いおやつの方を好むのは当然のことです。ご飯を食べないからといって、おやつを与えたことはありませんか?
好き嫌いや偏食を悪化させてしまう原因になるため、NGです。
トイレに成功したときや芸ができたときなど、おやつの時間やタイミングはしっかり決めておきましょう。そのようにすることで、いつでも食べられるわけじゃないということを理解してもらえます。
4.味やニオイがおかしいから
犬がご飯を好き嫌いしてしまうのは、味やニオイがおかしいからです。
開封してから長い時間が経っていませんか?劣化による味やニオイの変化があるのかもしれません。
犬には「ご飯が傷んでいる」「ご飯が腐っている」という概念がないため、基本的には気にしません。これは、拾い食いをする理由のひとつでもあります。
しかし、ちょっとした味やニオイの変化にも敏感な犬もいます。ドッグフードは密閉して保管し、1カ月以内に食べきるようにしましょう。
まとめ
犬がご飯を好き嫌いしてしまう理由を4つ解説しました。
✔いつものご飯と違うから
✔トッピングがされていないから
✔おやつが食べたいから
✔味やニオイがおかしいから
愛犬のご飯の好き嫌いの解決策は見つかりましたでしょうか。食べてくれないと不安になりますよね。
たまに食べ残す程度であれば問題はないと思いますが、食べ残しや食べない日が数日も続く場合には、体調不良も視野に入れ動物病院への受診を検討しましょう。
(獣医師監修:葛野宗)