あつふわのスフレで、気分は恋するパリジェンヌ♪ アステ川西のスフレ専門店 『ナッツベリー』に行ってきました 川西市
阪急 川西能勢口駅の近くに、オードリー・ヘップバーン主演映画『麗しのサブリナ』に着想を得たお洒落なスフレケーキ専門店があると聞きつけ、取材に行ってきました。
お店の名前は『ナッツベリー』。駅前のショッピングモール・アステ川西の2階にあり、お店の前に到着すると、こんがり焼いたスフレの甘く香ばしい匂いが漂ってきました。
「スフレ」の語源はフランス語の “Souffler(息を吹き込む)” から来ているそうで、その特徴は特別な製法とオーブンの焼き具合によって生まれる、生地の絶妙な「ふわふわ感」なのだとか。
オーダーからの待ち時間は約15分ほど。繊細なスイーツであるスフレは、焼き立てから数分で本来の「ふわふわ感」が損なわれてしまいます。「出来立てのスフレ」をお客さんに届ける為、同店ではオーダーを受けてから店員さんがスフレを焼き始めるのです。
「スフレが焼けるまで、せっかく時間もありますし…」と、オーナーがこのお店に込めた「大切な想い」についてお話してくれました。
「幸せな恋をしている女性はスフレを焦がし、悲しい恋をしている女性はオーブンのスイッチを入れ忘れるんだ」。こちらは1954年に公開された映画『麗しのサブリナ』で、恋する女性の心をスフレ作りに例えたエピソードです。主演は当時の女性の憧れ・オードリー・ヘップバーン。
物語は主人公のサブリナが、二人の御曹司兄弟の間でドラマチックな恋を繰り広げ、魅力的な大人の女性へと変身する姿を描くラブロマンス。スフレを焼くこの場面は、サブリナが悲しい恋を乗り越える為の大切なターニングポイントとなっています。
公開当時22歳だったオーナーはこの映画を通じてスフレに特別な思い入れを持ち、「お客さんに美味しいスフレを食べて素敵な恋をしてもらいたい!」をお店のコンセプトに定めたそうです。
ロマンチックなお話に感動している筆者のもとに、焼き立てのスフレが到着しました。頼んだのはオーナーさんおススメの「パルミジャーノスフレ」。セットドリンクはハーブティーにしました。
うーん、これがパリジェンヌを虜にしたスフレの味!サクッとした表面を真ん中からスプーンで崩していくのが王道の食べ方です。生地にはパルミジャーノチーズがふんだんに使用され、胡椒の辛味が絶妙なアクセントになっています。
甘味がもっと欲しい!という方は付属の蜂蜜をかけましょう。
続いていただいたのはインパクト抜群の「抹茶スフレ」(季節限定品の為、現在は販売終了)。
シーズンごとの季節の特徴を盛り込んだ「季節のスフレ」は、社員全員でアイデアを出し合い、何度も試行錯誤しながらレシピを制作されているのだとか。
お店の雰囲気もとても良く、オーナーさんが語る映画の世界に浸りながら、ゆっくりとスフレが焼き上がる時間を楽しむことができました。皆さんもぜひ大切な人と同店を訪れ、スフレが焼き上がるひとときを過ごしてみてください。
場所
スフレ専門店 ナッツベリー
(川西市栄町25−1 TEMPO175-248)
営業時間
10:00~20:00(L.O.19:30)
TEL
072-755-2254