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【福岡で人気のパン屋】身体にやさしいハード系が評判のブーランジェリー

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roots パン集合

薬院大通駅から徒歩5分という好立地にある、知る人ぞ知る「THE ROOTS neighborhood bakery」。2016年11月にこの地で開業し、2022年の9月に改装してリニューアルオープンしました。店の前には2台分の駐車場もあり、遠方から訪れるパン好きにも重宝されています。
訪れたこの日も数人のグループがいそいそと店先に並ぶ光景を見られました。時には中国語や韓国語も飛び交い、海の向こうでも噂になっているようです。

「THE ROOTS」という店名は、この福岡の街にしっかり根を張っていけるようにと名付けたそうで、アレックス・ヘイリーが著した本「Roots」から取ったそう。
岡山出身で、大阪などで修業した後に、奥様の地元である福岡に来たという店主の三浦寛史さんは「私はよそ者なんです。よそ者だけど自分もこの地に来たからには、しっかりここで根を張るようなものを作りたい」と言います。
そんな気負いもあったのか、開業時はより尖った都会的なテイストのハード系のパンを並べたもののなかなか受け入れられなかったそう。「パンはいつでも手軽に食べられるものです。結局はお客さんが選んでくれなきゃ意味がない。街に根づくとは、そういうこと」と三浦さんは言います。

目の前には惣菜系、食事系、おやつ系など、40種ほどが並んでいます。どれもおいしそうで、きょう買うものを選ぶのは至難の技ですが、人気やオススメ、あるいは素材・成分についても細かく紹介された手書きのPOPが助けになります。
全粒粉やライ麦など身体にやさしい素材で作られているうえ、練り込んだりのせたりしている具材まで自家製で添加物なしという安心安全の美味しさ。また、オリジナルの天然酵母とルヴァン種を使った人気のパン・ド・カンパーニュはオープン当初から変わりなく量り売りしてくれるのもうれしい心遣いです。

こちらは三浦さんイチオシの「栗とチョコレートのパイ」(320円)。まずはこの幾重にも層になった美しい生地に目を奪われます。パリッパリの食感で中はほっくり丸のまま季節の栗が、しっとりした栗ペーストとチョコレートに包まれていて、贅沢な味わいです。

こちらもオススメの1つ「ガーリックシュリンプ」(390円)です。ハード系パンの中にプリップリのエビがズラリ。上に塗ったバジルの効いたガーリックソースと中のベースに敷かれたマヨネーズのマッチングが絶妙で、リピート必至の美味しさです。

また、ハード系の定番人気「ノワレザン」(450円)は噛めば噛むほど味わい深いパンです。くるみとレーズンがザクザクふんだんに散りばめられ、大胆にかぶりついても、薄〜くスライスしてチーズやワインと楽しんでもOK!

そしてこちらはサンドイッチの中でダントツ一番人気の「オムレツサンド」(270円)。この姿を見てしまったら買わずにはいられません。

また珍しいのは毎週火曜のベーグルデーです。バラエティに富んだ20種類以上のベーグルがズラッと並び他の日とは表情が一新。生地にはハム、ベーコン、チーズ、あるいは野菜や果実、ナッツに、茶葉、海藻など本当に様々なものが練り込まれ目移りしていまいます。食パンの種類も普段より増えるので、この日は食パン派も要チェックですよ。

THE ROOTS neighborhood bakery(ザ・ルーツ・ネイバーフッド・ベーカリー)
福岡市中央区薬院 4-18-7 スプール浄水通り1F
092-526-0150

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