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幼馴染同士がはじめた、個性的アイテムの揃う小さな古着店「mate」。

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幼馴染同士がはじめた、個性的アイテムの揃う小さな古着店「mate」。

古着に興味はあるけど、お店にはちょっと入りにくい……。そんな人も多いのではないでしょうか。もっと気軽に立ち寄れるお店があればと思っている人におすすめしたいのが、新潟市西蒲区にオープンした「mate(メイト)」です。居心地いい雰囲気の店内で迎えてくれたのは、大沼さんと礒野さんの幼馴染コンビでした。

mate –used & select-

大沼 瑠衣 Rui Onuma

1991年新潟市西蒲区生まれ。建設会社勤務を経て、2025年の3月に幼馴染の礒野さんと「mate –used & select-」をオープンする。趣味は筋トレと釣り。

mate –used & select-

礒野 陽介 Yosuke Isono

1991年新潟市西蒲区生まれ。中古品店や墓石の基礎工事など様々な職歴を重ね、2025年の3月に幼馴染の大沼さんと「mate –used & select-」をオープン。趣味はキャンプと自転車。

「mate」という店名に込められた思い。

——おふたりは地元の幼馴染なんですよね。

大沼さん:店舗があるこの旧西川町エリアで、小学校から高校まで一緒に育ちました。

——その幼馴染同士で古着店をはじめたのはどうしてなんでしょう?

礒野さん:僕はいろいろな会社に勤めながら、自分がサラリーマンに向いていないんじゃないかと考えていたんです。

大沼さん:僕はずっと同じ会社に勤めてきましたが、独立して何かやってみたいと思いはじめていました。

——お互いに脱サラを考えていたわけですね。

礒野さん:そうなんですよ。昨年一緒に飲む機会があったので、その帰り道にポロっとその気持ちを打ち明けたんです。

大沼さん:僕も同じように考えていたので、意気投合して。歯車がカチッと噛み合ったように感じました。一緒に店をやることになったので、ふたりとも好きだった「古着」の店をはじめることにしたんです。

——それで「仲間」という意味の「mate」が店名になっているんですね。

礒野さん:幼馴染同士でやっているという意味もあるんですけど、古着を通してお客様と「仲間」になりたいという意味や、お客様のクローゼットに新しい「仲間」を加えてほしいという意味もあるんです。

——内装は古着のイメージに合わせているんでしょうか?

礒野さん:それもあるんですけど、入りやすくて居心地のいい空間を目指しました。

大沼さん:入口と電気工事以外は、天井から壁、床まで、ほとんど自分たちで改装したんです。素人仕事のラフな感じが、むしろ古着の雰囲気にマッチしたような気がしています(笑)

ひと癖ある個性的なユーロ古着をセレクト。

——こちらでは、どんな古着を扱っているんでしょうか?

大沼さん:「古着」っていうとアメカジをイメージする人が多いと思うんだけど、うちではヨーロッパ系のユーロ古着をメインに扱っています。

礒野さん:無骨でカジュアルなイメージがあるアメカジに対して、ユーロ古着は落ち着きがあって洗練されたイメージがあるんじゃないかな。

——確かに落ち着いた雰囲気の古着が多いように感じます。他にも仕入れでこだわっていることはありますか?

礒野さん:ひと癖ある個性的なアイテムを選ぶようにしていますね。

大沼さん:ありそうでない感じのディティールにこだわって探しています。

——お客さんの反応はいかがでしょうか?

礒野さん:自分たちがおすすめしたいアイテムを揃えているので、お客様がそのアイテムを手にとって喜んでくれたら嬉しいですね。「こんな店を探していた」と言ってくれる方もいます。

大沼さん:帰り際に「また来ます」と言ってくれるお客様もいて、その言葉の通り、また来てくれる方も多いんです。毎週のように通ってくれるお客様もいて、本当に嬉しいと思いますね。

——おふたりそれぞれが感じる、古着の魅力について教えてください。

礒野さん:人と被ることがない「究極の一点物」ということですね。

大沼さん:古い物ほど素材やつくりがしっかりしています。それが古着だと手の届く価格で買えちゃうんですよ。

仲間の部屋みたいに、気軽に立ち寄れる店を目指したい。

——オープンして半年が経ちましたね。

礒野さん:人通りのない場所で営業しているので、集客には苦労しています。地元の商業施設にショップカードを置いていただいたり、民家へのポスティングをしたりしましたが、インスタグラムがいちばん反応を感じます。

大沼さん:ふたりともSNSには不慣れなので、試行錯誤を重ねています。フォロワーの方々に親しみを持っていただけるよう、できるだけ顔出しをするようにしているんです(笑)

——お店の方の顔がわかると安心感がありますよね。

大沼さん:特に、「買わなければ帰りにくい」という心配をされるのがいちばん嫌なので、気軽に立ち寄っていただける雰囲気を大切にしています。商品を見るだけとか、おしゃべりするだけとかでもまったく構わないんですよ。

礒野さん:遠慮しないで片っ端から試着してみてほしいですね。実際に試着してみないと、色やシルエットが似合うかどうかわからないですから。それでピンときたものがなければ買わなくても構わないんです。古着を買うのは出会いだと思っているので、うちの店でいい出会いがあればいいなと思っています。

——そういってもらえると、お客さんも入りやすいですね。

礒野さん:仲間の部屋だと思って遊びに来てほしいです。そのついでにクローゼットを覗いていくような感じで(笑)

大沼さん:今まで着たことがないジャンルの服を、試してみる場所になれたらいいなと思います。古着に挑戦してみたい人はぜひ来てみてほしいし、古着デビューがうちの店だったら嬉しいですね。

——まさに「mate」という店名がぴったりな古着店ですね。今後はどのように営業していこうと思っていますか?

礒野さん:いつかは古着だけではなく、古い雑貨も扱っていきたいです。

大沼さん:多くの人が足を運んでくれるお店になって、ふたりが生まれ育った地元を盛り上げるお手伝いができたらいいなと思っています。

mate –used & select-

新潟市西蒲区旗屋542

025-000-1278

12:00-18:00

木曜休

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