【横浜市港南区】不登校対策 上大岡に新支援拠点 市が児童生徒らの居場所整備
不登校の児童生徒とその保護者を支える新拠点「ハートフルセンター上大岡」が8月27日、ゆめおおおかオフィスタワー13階(上大岡西)にオープンした。市教育委員会が開設した初めての総合的な不登校支援拠点で、一人ひとりに寄り添う支援に取り組む。
市営地下鉄・京浜急行「上大岡駅」直結の新拠点は、約1050平方メートルの広さがある。職員がいる受付、柔らかな雰囲気の「スカイラウンジ」、図工や美術などの創作活動ができる「さくらアトリエ」、学習する部屋「まなびの森」、体を動かす「バナナスタジアム」、保護者が交流できる「ハートフルカフェ」が、1フロア内に同居。さまざまな特性を持った児童生徒が集団や個別で活動し、学べるように部屋を配置した。
同センターには教員経験者の支援員5人に加え、スクールカウンセラーと不登校児童生徒支援コーディネーターが各1人の計7人が在籍している。市は年間登録者数300人を見込んでいる。今後、保護者向けの相談窓口を新たに設置する予定もある。
センターでは対面での学び、オンライン学習、バーチャルの「三層空間」を活用し、不登校の子どもの声を聞きながら丁寧に寄り添う。近隣にあった「ハートフルスペース上大岡」を利用していた児童生徒は同施設に通うことになる。市担当者はセンター整備について「この夏休み明けで学校に行きづらいなという子どもの受け皿になれれば」とその意味を語る。
保護者相談会
開設記念イベントとして、9月23日(祝)に同施設で不登校の子どもの保護者(市内在住)を対象に相談会を開催する。時間は午後1時から4時。不登校支援のNPO法人、水谷裕子理事長による講演会も予定されている。