南浦和地区の夏祭り「第20回浦和よさこい」が8月24日に開催。活気あふれる踊りで夏を盛り上げる!
埼玉県さいたま市南区の南浦和駅東口駅前通りおよび弁天公園では、「第20回浦和よさこい」が2025年8月24日(日)に開催。パワフルなよさこい演舞のほか、音楽パレードや太鼓演奏、子供向けのイベント、地元・南浦和商店会による出店など盛りだくさん! 夏休みの思い出作りに家族で出かけてみては。
浦和とよさこいのひょんな出会い
7月から9月にかけて浦和地区で行われる5つの夏祭りを総称した「浦和まつり」。7月の「みこし渡御」を皮切りに「浦和よさこい」「音楽パレード・浦和おどり」「北浦和阿波おどり」などのバラエティ豊かなイベントが9月27日(日)まで繰り広げられる。そのなかのひとつ、南浦和会場で行われる「浦和よさこい」は2025年で第20回を迎える。
「よさこいを始める前から子供たちを対象として浦和おどりやサッカーイベントなどさまざまなイベントを開催してきましたが、集客がいまひとつで一時期はやめようかという話が挙がったこともあります」と話すのは実行委員会の清宮喜三郎さん。しかしながら地域の子供たちを喜ばせるために続けていこうと各地区のお祭りを参考にしながら模索し、そんな時に出合ったのがよさこいだった。
浦和では古くから月待ち信仰があり、その中心となっていたのが浦和区岸町にある調(つき)神社だ。通称“つきのみやさん”は、いつの頃からか「つき=LUCK」を呼ぶと信じられるようになった。夜に集まる月待ち信仰は、本場・高知のよさこいの語源(諸説あり)である「夜さ来い」にも通じることから、「浦和よさこい」として地域に関わる人々が幸せになるようにと願いが込められている。
誰でも大歓迎な、アットホームな祭り
当日は市内外から約30チームが参加し、通りを通行止めにして道幅いっぱいに広がって活気ある踊りを披露する。「よさこいは華やかで、音楽やリズムもいいので元気づけられますよ。比較的アットホームな雰囲気なので、地域の人でなくても十分に楽しんでいただけるかと思います」と清宮さんはにっこり。
よさこい以外にもオープニングセレモニーで行われる太鼓演奏、地元小学校による音楽パレード、子供たちを対象にした遊びコーナー(ぬりえやシャボン玉遊び、ストラックアウトなど)、さらに弁天公園では地元商店会が出店する「うまいものパーク」も。「イベントを通じて子供たちに心のふるさとを感じてもらい、夏の思い出を作ってもらえれば」と清宮さん。エネルギッシュなよさこいを見ながらお祭りグルメの食べ歩きを楽しんで、夏の一日を満喫しよう。
開催概要
「第20回浦和よさこい」
開催期間:2025年8月24日(日)
開催時間:10:00~17:30
会場:JR南浦和駅東口駅前通り、弁天公園(埼玉県さいたま市南区)
アクセス:JR武蔵野線・京浜東北線南浦和駅すぐ
【問い合わせ先】
ハローダイヤル(9月30日まで)☎050-5541-8600
URL:https://minamiurawa-maturi.jp/
取材・文=香取麻衣子 写真=さいたま観光国際協会
香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。