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ザ・リッツ・カールトン京都で”世界最大級の料理学会”「マドリッド・フュージョン・アトリエ京都2024」が開催されました!(京都市中京区)

デジスタイル京都

こんにちは、最近はおいしい料理を食べるだけでなく作ることも楽しくなってきたミヤマグチです。

今回は、9月14日(土)に、ザ・リッツ・カールトン京都で開催された「マドリッド・フュージョン・アトリエ京都2024」」へ行ってきましたのでそのレポートをお届けします。

ザ・リッツ・カールトン京都は、言わずと知れた世界的ラグジュアリーホテルブランド。今年で開業10周年になるんですね。

鴨川沿いに建てられたザ・リッツ・カールトン京都

そして「マドリッド・フュージョン」というイベントは、スペインのマドリッドで20年以上開催されている世界最大級の料理の学会で、世界的にも有名なスターシェフをはじめとした食のプロフェッショナルたちが集い、最新の料理のトレンドや技術、新たなコンセプトなどが紹介される場になり、京都では初めて開催されたことになります。

今回は舞台が京都ということもあり、スペインと日本のミシュランスターシェフたちが集結。それぞれのプレゼンテーションのほか、テイスティングなどを織り交ぜながらじっくりと愉しめる体験型のイベントとなっていました。

参加されたのはスペインのアリカンテにある3つ星レストラン「Quique Dacosta(キケ・ダコスタ)」のオーナーシェフ、キケ・ダコスタ氏、スペインのサン・セバスチャンにある2つ星レストラン「Mugaritz(ムガリッツ)」のオーナーシェフ、アンドニ・ルイス・アドゥリス氏、スペインのジローナにある3つ星レストラン「El Celler de Can Roca((エルセレール デ カン ロカ)」のオーナーシェフ、ジョアン・ロカ氏、東京にある2つ星レストラン「NARISAWA」のオーナーシェフ、成澤 由浩氏、さらにはフロントニオ・ワイナリー、アルパルティールのマスター・オブ・ワイン&ワインメーカーのフェルナンド・モーラ氏もワインのスペシャリストとして参加。そして、ザ・リッツ・カールトン京都シェフズテーブルの井上 勝人氏によるプレゼンテーションもあるという企画で、まさに「食のアベンジャーズ状態」となった会場です。

その会場には日本人のお客様はもちろん多くの外国人も参加されています。また、料理人らしき方も多くいらっしゃいました。業界全体注目のイベントですね。

それぞれのシェフは、このようにステージ上で新しい調理技法や、メニューの紹介を実際に調理しながら説明されます。

もちろんシェフはスペイン語で話されるのですが、同時通訳でしっかり説明され、さらの調理中は手元をカメラで映されて、大きなスクリーンでも表示されるので、細かい技法やこだわりまでしっかり伝わってきます。

フェルナンド・モーラ氏によるワインのお話は、製法はもちろん、スペインの地理地形のお話をベースにブドウの育成や貯蔵にまで触れられて、とても勉強になりました。

白ワインは4つのブランドについてそれぞれの特徴を教えていただき・・・

さらに「お寿司」とのマリアージュを提案していただけました。ワインの特徴に合わせて、ネタとの相性についても語っていただけます。

「お寿司と言えば日本酒やろ」と思っていた私のイメージを覆す、見事なマリアージュ。スペインの地で生まれたワインとの相性は抜群でした。

そして、ザ・リッツ・カールトン京都シェフズテーブルの井上 勝人シェフのプレゼンテーションもとても学びが多かったです。

「七十二候」をテーマに据えた料理を展開されている井上シェフ。

七十二候とは、1年を72に分けた農耕期のことで、植物や生き物、気象などで自然の移り変わりを表現した暦のことですが、まさに「旬」を敏感にとらえる和食のテーマとしてはとても繊細かつ情緒的なものだと感じます。

さらに、プレゼンテーションには伏見の地で代々農業を営まれている山田ファームの山田氏も登場。「食材へのこだわり」についてもお話をいただけました。

中でも「お米」へのこだわりについて、いろいろなお話を聞いた後に、鮎や鴨などの食材を使った「おじや」を作られるパフォーマンスはさすがでした。(なんと、お出汁を引くのに稲わらも使われたり、今まで見たことのない技法も紹介されていました!)

完全に料理素人の私にも、とても分かりやすいプレゼンテーションばかりで、さらに料理へ、そしてスペインへの興味が沸いた一日となりました。

いろんな国の料理をテーマにこのようなイベントが開催されるとうれしいですね!

■スポット情報
店舗名:ザ・リッツ・カールトン京都
住所:京都市中京区鴨川二条大橋畔
電話番号:075-746-5555

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