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【25年10月】サイゼのグランドメニュー改定! 私はこの「ビーフステーキ」を塩とオリーブオイルだけで、赤ワインと一緒に食いたい!!

ロケットニュース24

2025年10月15日に、サイゼリヤのグランドメニューが改訂された。公式HPによると、此度の改定で登場する新作メニューは「タラコフォッカチオ」と「ビーフステーキ」なもよう。

そして「ビーフステーキ」の取り扱いの無い店舗では、「ラム(仔羊)のランプステーキ」が提供されるらしい。つまり今のサイゼには、ラムが帰還したサイゼと、ビーフ派になったサイゼの2通りがあるってことか。とりあえず最寄りのサイゼに行ってみることに。

・2品

それではメニューをチェック。

サイゼのグランドメニュー改定時には、そこそこの頻度で事前のリリースには無い新メニューが隠れていたりする。しかし今回は、私の訪れた埼玉の店舗では、そのような形跡は確認できなかった。

「スープ入り塩味ボンゴレ」にリニューアルと書かれているのが気になったが、従来の味を覚えていないのでスルーする。

そういうわけで、公式の発表通りに今回は「タラコフォッカチオ」と

ほう。この店舗はラムではなく、「ビーフステーキ」派だったもよう。では、この2品を試していこう。

・タラコ

オーダーから待つ事しばし。届いたのがこちら。

まずは「タラコフォッカチオ」から。

サイズや生地等、他のフォッカチオと共通の要素については、クオリティも同じだと思われる。特に変化は見いだせない。

タラコとチーズ部分のフレーバーは、「タラコとポップコーンシュリンプのドリア」のタラコ&チーズと同じ味わいに思えた。

サイゼでタラコ風味を攻めたいとなった時の選択肢に、既存のパスタとドリア、グラタンの他にフォッカチオも増えたという感じだ。

サイゼのタラコが好きな人は、安定して楽しめる味わいだろう。250円の焼きたてタラコチーズパン

・ビーフ

続いては、今回の改訂で最大の注目度を誇るであろう期待の新作「ビーフステーキ」。値段は1090円。

正直にいこう。まずビジュアルだ。デカい1枚ではなく、2枚1セットという点が、ちょっとインパクトを減衰させているように思う。

肉料理は、とりあえずデカいまま出すのが吉だと私は考えている。ハッタリでも出した瞬間に “大きい肉がある” と思わせることもまた、非常に重要だと思うからだ。

その点において、2022年のサイゼで出されていた「ラムのランプステーキ」はパーフェクトだった。ドンと焼いた塊肉を出すことによる視覚からの満足感も、高い評価に寄与していたと私は考えている。

まあでも真に重要なのは肉の状態と味なので先に進もう。厚みはこんな感じ。1㎝ないくらいの薄めステーキだ。1000円分のステーキとしては、妥当な総量になると思う

その辺のスーパーでこのサイズの普通くらいの品質のステーキ用の赤身を買ったら、大体1000円くらいだろう。焼く前は1周りデカいだろうが、塩で水分を抜いて焼いたらこんなもんになるはず。

焼き色がしっかりついているのは、とてもおいしそうで素晴らしい。ガルムソースとは別に、表面が肉汁でテラテラしているのも良い。前にチキンを試した時にも書いたが、サイゼの肉は下処理と焼きがちゃんとしている。

食べてみると、見た目から判別できた通りに絶妙な焼き加減で、肉の内部はジューシーさを保っている。肉質は可もなく不可もなく。でも焼き加減がいいので美味しく感じる。

また、上で2枚1セットなビジュアルをディスったが、食べた結果、ちょっと思ったことがある。もしかしたらこのサイズでの提供は、スジや脂肪の含まれ方によるクオリティの変化を抑えるための工夫かもしれない。

サイゼの厨房がどうなっているのか不明だが、巨大な塊の肉からシェフが切りだし、筋切りをしたりみたいなことは無いと思われる。全店舗でクオリティが同じなので、技術が必要な部分は工場でやっているに違いない。

その工場で、それなりに規格化された大きさで同じ品質のステーキを大量に揃えようとすると、この形と大きさになるのではないか……みたいな仮説。

何にせよ、ステーキとしての量は価格相応で、ウマさはよくやっていると思う。他は全て些事だろう。

1つ、ぶっちゃけステーキに限らずサラダやチキン、ハンバーグについても思っていたこととして、スマホでオーダーする際に、ドレッシングやソース無し用の番号を用意してくれたら嬉しいなぁという想いが、今回あらためて出てきたくらいか。

店員に頼めばやれるのではないかと思うが、忙しい中で店員を呼び止めるのも気がひける。スマホからのオーダー時に番号があれば嬉しい的な。

なぜかというと、今回の「ビーフステーキ」は、塩とオリーブオイルだけで食べても美味いと思ったからだ。

ガルムソースは美味しいが、味の強さはそこそこなものだとも思うし、強い味は飽きやすくもあるだろう。肉汁を味わえる丁寧な焼き加減なので、塩とオリーブオイルのみで肉をシンプルにキメつつ、複雑な赤ワインと一緒に良い感じにやりたいという欲望が出てきた

サイゼの赤と言えば激安フレッシュワインの「サイゼリヤ ヴィーノロッソ」。それもいいだろう。しかし牛肉のステーキが来たので、個人的には「キャンティ ルフィナ リゼルバ」を合わせてみたい。きっと楽しいと思う。

ビーフステーキはこの辺で。最後に気になるのはラムの店舗だが……公式HPに一覧が掲載されていた。グランドメニューの所から見ることができる。

一覧はいきなり岐阜県から始まり、大分で終わっている。ラムが帰還したのは、おおまかに西日本の店舗だけなようす。

参考リンク:サイゼリヤ
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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