「食のテーマパークって本当?」ロピア四日市北店7月25日オープン 現地に行ってみた
食品総合スーパーの「ロピア四日市北店」が、7月25日(金)、四日市市富洲原町にオープンする。「食のテーマパーク」の実現を目指す株式会社OICグループ(オイシーグループ)が展開するロピアは「ロピア 桑名サンシティ店」に続いて県内2店舗目だ。
【ロピア出店地はこちら】
●ロピアとはどんなスーパー?
1971年に精肉店として創業したロピア。野菜や総菜などの大容量パック商品が並び、こうした販売手法や豪快な売り場の演出から、「日本版コストコ」とも呼ばれている。各部門のチーフが最小単位の経営者として売り場の裁量を全て任されている。売り場は、「街の商店街」をイメージさせるつくりで、各部門にはそれぞれ専門性を打ち出した屋号を冠している。
●四日市北店の特徴は
ロピア四日市北店は、イオン四日市北店や業務スーパーが隣接する地への出店で、激しい競争が予想される。四日市名物の「とんてき」とコラボしたピザや、「干物のばら売りコーナー」など、「ロピアでしか買えない」商品を多数取りそろえるという。
●現地に行ってみると
14日、開店に向けて工事が続く同店に向かった。外から見た所、店内の内装はほぼ完成しているようで、店舗の外にカートが並んでいた。以前取材で訪れたロピア桑名店などと同様で、利用には100円が必要で、使用後に置き場に戻せばリターンされるタイプのカートだ。
【カート利用時は100円が必要】
●桑名サンシティ開店時を知る人は
駐車場で店舗の写真を撮っていた桑名市在住の近藤将裕さんに話を聞いた。桑名サンシティ店がオープンした時は、プレオープンもあり、オープン当日は店を囲むように長い人の列が並んでいたという。「前日に整理券を配っていたような気がする」という。
●地元の声は
ロピア広報担当者によると、開店1週間前までは情報解禁しない方針のため、四日市北店に関するプレオープンなどの公式発表はまだない。地元では、価格や品揃えで競争を強いられる個人経営の店から不安の声も聞かれている。一般の人からはロピア出店を喜ぶ声もあるが、一方で「高齢者には大容量パックは使いづらいかも」という声も。「雇用が増えて地域が元気になるのは嬉しい」など、期待と不安が入り混じった状況だ。
ロピア四日市北店が、地域全体のスーパーマーケットの競争をさらに活性化させ、四日市の人にどんな影響を与えるのか期待がかかる。
【出口からはイオン四日市北店が見える】