ワイン感覚でペアリング♪KEGドラフトのフレッシュな生酒を堪能@神戸住吉アイイロ 神戸市
神戸住吉・有馬街道沿いにある『Aiiro(アイイロ)』は9月にオープンしたビストロ。鮮やかな青い壁が印象的な同店は、日本酒やワインとそれにあう創作料理が楽しめるお店です。
店主の濱さんは、ここに元々あった「a Tempo」というお店が移転するのを機に、地元徳島の先輩だったオーナーから店舗を受け継ぎ、開店しました。
シックで上品なカウンター席には、こちらも青をポイント使いしたセンス溢れるセッティング。少人数でゆっくりと訪れたくなる雰囲気です。奥には個室もあり、6名までのグループならそちらも利用できます。
なんといってもまずご紹介したいのが「KEG(ケグ)ドラフト」という特殊なサーバーから注ぐ生酒。通常は蔵元でしか飲めないようなフレッシュな生酒をお店で味わうことができるんです。
搾って数時間の生酒にはCO2(炭酸ガス)が含まれています。光や酸素を通さないこの容器に、大気圧の約3倍もの圧力をかけて搾りたての生酒を密閉すると、中でCO2を活性化させることができ、劣化(酸化)を最大限に防いでくれる、という仕組みなんだそう。
同店で飲める銘柄は、徳島・松浦酒造の「鳴門鯛LED」。口に含むととろりと甘く、とってもフルーティー!舌先にわずかに微発砲を感じます。日本酒好きでなくても白ワイン感覚でいただける、とても飲みやすい味。これなら和食に限らず、多国籍な創作料理に相性がよさそう!
そこで今回一緒にいただいたのが「魚介と海トマトのパエリア」。同店では、徳島や兵庫の食材を使った創作料理をアラカルトでいただけるのですが、中でも濱さんのおススメは4種類あるパエリアです。
大きなブラックタイガーが2尾のっかって迫力満点!ムール貝やアサリもたくさん使われて具沢山です。こちらで2人前相当のサイズになるそう。海トマトは海辺で海水を使って栽培された珍しいトマトだそうで、甘みが強いのが特長。
固めに炊いたお米を魚のアラでとった出汁と一緒に火入れしてあり、米がしっかりと魚介の風味を纏っています。米は柔らかくなりすぎないようにと徳島産とタイのジャスミン米をブレンドしています。
こちらは「日本酒漬け神山鶏のフリット」。3日以上日本酒に漬け込んだ徳島の「神山鶏」を、1度フライヤーで揚げた後、更に日本酒をかけてオーブンで焼いた、これでもかと日本酒の風味が感じられる一品。ふんわりと柔らかく仕上がっていて、「鳴門鯛LED」にもピッタリとはまっていました。
11月から新たに、平日のみ10食限定の「選べるパエリアランチ」がスタート。前菜、アラカルトと同サイズのパエリア、デザートが楽しめて2,500円(税込)というお得な内容です。
また日本酒、ワインを10CC・100円(税込)での提供も開始!試飲感覚で色々な種類を飲み比べられるようになります(鳴門鯛LEDは除く)。気に入ったらグラスで頼んでみて、料理とのペアリングを楽しむのも良さそう!
第2の我が家のような感覚で、ゆったりと食事を楽しんでもらいたいと話す濱さん。カウンターに座ったお客さまの会話を別のお客様と共有し、お店全体で交流できるように橋渡しすることもあるのだとか。
店名の『Aiiro』は、実は48色もあるという”藍色”から付けたそう。藍染をする過程では、最初に出る色から次々に色を重ねて変化させていくのだそうですが、濱さんは、そんな藍のように経験を積み重ねていきたいと話していました。
場所
Aiiro(アイイロ)
(神戸市東灘区住吉本町2丁目17-21)
営業時間
17:30~22:00
※11/5~平日のみランチ営業開始
11:30~14:00
定休日
第1・第3月曜日、火曜日