【農家直伝】40℃の畑でも安全! 熱中症対策のポイント5つとおすすめグッズ|虫除けTシャツ、ネッククーラー、帽子用保冷剤など
農業YouTuber黒壁の「誰でも手軽に家庭菜園」vol.19
YouTubeチャンネル「まるっと農業日記」を運営する農業YouTuber・黒壁勇人(くろかべ・はやと)さんが、誰でも気軽に家庭菜園を楽しめる方法をまるっとレクチャーする本連載。第19回のテーマは、「熱中症対策」。「暑すぎてもう無理!」と思わず声に出したくなる真夏の農作業。ハウスに入れば40℃超え、体も野菜もぐったり……。そんな過酷な環境でも毎日作業を続ける黒壁さんが、実際に愛用している“猛暑対策グッズ”を大公開! 家庭菜園や庭仕事をする人にも役立つアイテムと、熱中症を防ぐためのポイントをまとめました。
農家直伝! 熱中症対策の5つのポイント
暑い! もう無理!……って、思わず声が出るくらい今年の夏もヤバいですよね。ハウスの中に入ったら40℃超え。人間だけじゃなく、野菜も暑さにへたってる……。 それでも作業は待ってくれない! この時期は夏野菜の収穫や秋野菜の準備などやることがたくさん。毎日畑に出なくてはいけません。だからこそ、農業をするうえで、熱中症対策は欠かせません。今回は、熱中症対策のポイント5つと、僕が実際に愛用している熱中症対策グッズをご紹介します!
ポイント1|服装に気をつける! 通気性抜群の虫よけTシャツ
暑いとつい肌を出したくなるけど、実は「肌を守ること」がめちゃくちゃ大事なんです。日差しや虫から体を守るだけでなく、熱中症対策にもつながります。
僕が愛用しているのは「BUG OFF」のTシャツ。繊維に虫が嫌がる成分が練り込まれていて、着るだけで虫よけ効果があるんです。通気性や速乾性も抜群で、汗でベタつかないし、UVカット機能も付いているので一石三鳥。
さらにアームカバーやフェイスマスクを組み合わせれば、肌の露出を最小限にできます。暑いけど、これが夏の作業を乗り切る基本です。
ポイント2|首を冷やす! 「ネッククーラー」で体の冷却スイッチをオンにする
首には太い血管が通っていて、ここを冷やすと体温がスーッと下がります。いわば「体の冷却スイッチ」。 僕がよく使うのは100均のネッククーラー。冷やして首に巻くだけで本当に涼しいんです。ほかにも、BUG OFFのタオルを水で濡らしてかけたり、普通のタオルに保冷剤を巻いて首にあてたり。これだけでもかなり違います。
高価なものじゃなくても十分に効果あり。首元を冷やすだけで、体全体がぐっと楽になりますよ。
ポイント3|頭を冷やす!「ハットクール」で安全に作業する
首と同じくらい大事なのが「頭」。夏の農作業は直射日光や地面からの照り返しで本当に過酷で、気付かないうちにめまいや頭痛、ひどいときは熱中症になってしまいます。畑には人通りも少ないから、倒れても誰も気付かない。だからこそ頭を冷やすのは必須です。
僕が愛用しているのは「ハットクール」という保冷パッド。冷凍庫で冷やしてもカチカチにならず、頭にフィットする柔らかさ。結露もしにくいから帽子が濡れず、見た目もスッキリ。しかもじんわり冷えて気持ちいいんです。
夏は冷却、冬はレンジで温めてホットパッドとして使えるから、一年中活躍するコスパ最高のアイテムです。
ポイント4|喉が渇く前に! 水分と塩分をこまめに補給
熱中症対策の基本中の基本が水分と塩分補給。喉が渇いたと思ったときには、もう体は水分不足なんです。
僕は作業中、喉が渇く前に水を飲むようにしています。水だけでなく、スポーツドリンクや麦茶、塩分タブレットも組み合わせて、こまめにチャージ。
ちょっとした意識の違いで体調が全然変わります。畑作業中は「水分・塩分は喉が渇く前に」が合言葉です。
ポイント5|寝不足は危険! 睡眠も重要な熱中症対策のひとつ
最後に意外と見落とされがちなのが「睡眠」。睡眠不足は体温調節機能の定価を引き起こし、熱中症のリスクを高めてしまいます。
家庭菜園も農作業も、そして夏のレジャーも、全部楽しむためにまずはしっかり寝ること。これが一番の熱中症対策かもしれません。
まとめ|40℃の畑を乗り切るために
40℃を超える環境で作業を続けるには、肌を露出しない服装・首を冷やす・頭を冷やす・水分と塩分補給・睡眠の5つがポイント。
暑さ対策をしっかりすれば、過酷な真夏の畑でも安心して作業できます。何より、体調を守ることが一番の収穫につながります。
この時期の農業は大変だけど、その分やりがいも大きいので、安全に工夫しながら、この季節ならではの畑仕事を楽しんでいきましょう!
写真提供:YouTubeチャンネル「まるっと農業日記」