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ジモティースポット八王子 不要品を戸別回収 一部地域で実証事業開始

タウンニュース

タブレットなどから回収の申し込みが可能

市は株式会社ジモティーと連携して行っている不要品のリユース実証事業で、9月から12月にかけて市内の一部地域を対象に不要品の戸別回収を実施する。これまでは北野町の「ジモティースポット八王子」に不要品を持ち込む必要があったが、ウェブからの予約で自宅まで回収車が無料で引き取りに訪れる。市民の利便性向上やリユースの推進を図る狙いだ。

ジモティースポット八王子では、市民からまだ使える家具や家電などの不要品を無償で引き取り、市内外の希望者に販売または無償で譲渡する実証事業を2年前から実施している。その中で、再利用が可能な不要品を抱えながらも自家用車がない、足腰が悪いなどさまざまな理由で持ち込むことができず、やむなくごみとして捨ててしまっているケースが少なからずあることがわかった。

戸別回収は、そうした声を受けて実施されるもの。9月9日からウェブサイト(=記事内の二次元コード)で申し込みを受け付けている。対象地域は、あったかホールから半径約4Km以内の約17万3000世帯(ウェブサイトで確認可能)。出張回収を希望する人がウェブから住所や回収を希望する品物の種類、点数などを入力して申し込み、ジモティーが再利用可能と判断したものについて戸別回収を行う。申し込み多数の場合は、抽選となることがある。回収日は初回の9月27日(金)を皮切りに、12月まで2週間おきの金曜日(計6回)を予定している。

市ごみ減量対策課は「捨てられているごみや家庭で長く使われていないものには、まだ使えるものが含まれている。多くの人に利用いただき、リユースの推進やごみの減量化に協力してもらえれば」と呼びかける。

不要品を持ち込みに訪れた60代男性は「自動車で運ぶのが大変な不要品もあるので助かる」と戸別回収の実施を喜んだ。

ごみ減量に効果

昨年度に半年間実施された実証事業では、持ち込まれた不要品の約98%にあたる約9000品をリユースし、約47トンのごみ減量効果があった。同社は「さらなるごみ減量を目指し、地域内の資源循環を促進するサービスの運営に取り組んでいきたい」と話している。

ジモティースポット八王子のウェブサイト

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