聖マリ西部病院 自販機で食品ロス減へ 地元2業者が出品
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院=旭区矢指町=に3月18日から、食品ロス削減を目的とした「SDGsロッカー」が設置されている。区内笹野台と柏町にある2業者が、消費期限内でありながら廃棄されてしまうパンや規格外野菜などを販売する。
横浜市と金沢区の(株)アルファロッカーシステムが共同で実施している取組。ロッカー型の自動販売機で、設置は市内7カ所目で病院としては初となる。横浜市によると、今回の設置により年間で3・5トン程度の廃棄物を削減できるという。
「地域とつながりを」
笹野台商店街に店舗があるパン屋の1―7BreadYOKOHAMA。店主の藏秀行さんによると、日によって売れ行きが異なり、販売数が定まらないことから、どうしてもロスが出てしまうという。
規格外野菜を扱うマルシェを企画している柏町の(株)Woo―By.Style。代表の野村美由紀さんによると、売れ残る野菜がどうしても発生してしまうことが課題だったという。
その中で、アルファロッカーシステムから各業者へ声がかかり、今回の販売が実現。パンは割引価格で買うことができる。藏さんは「より多く生産しやすくなる。廃棄の状況も改善するのでは」と期待する。野村さんは「SDGsに参加する人を増やしたいという思いがあった」と語る。
同病院の担当者は「患者や職員にもニーズがあると思い、取組に参加した。地域に密接した施設を目指し、地元企業ともつながりを作りたかった」と設置の目的を説明した。
設置後の反響について野村さんは「納品時に、欲しい商品の要望を受けることもある。採算度外視で参加したが、予想以上の売れ行きになっている」と話す。
藏さんは「店舗の前にロッカーが置けないか検討している。営業時間外でも買えるので利便性が上がるのでは」と今後を見据えた。