今夏、韓流スターの演技が楽しみ!「男の奮闘」を描いた最新韓国ドラマ3選
日本で韓国俳優が親しまれるようになって20余年。
ペ・ヨンジュンをきっかけに脚光を浴びて以降、“韓流スター”なるワードまで登場するなど、各時代様々な役者が日本人ファンを魅了してきた。
彼らが主演を務めるドラマは放送開始前から注目されるケースがほとんどで、日本で公開されるその日を心待ちにする人も。
そこで本記事では、今年の夏に韓流スターが主演を務める期待の最新ドラマを3つご紹介。残念ながら日本配信は未定のものもあるが、上陸すればスターの活躍が話題になることなしのラインナップ。ルックスが秀でているのはもちろん、演技力に定評のある役者陣が各作品で男の奮闘を描くという。
近年のトレンドである女性を主人公にした作品とは一味異なる魅力で、韓ドラファンを虜にするだろう。
(図)Danmee 「どの回も泣いたり笑ったり」日本ファンが選んだ1月~3月公開 No.1韓国ドラマはこれ!
優しい男の物語 (JTBC/2025)
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月11日現在):Disney+独占配信/7月18日スタート
『優しい男の物語』は、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(tvN/2016~2017)や『九尾狐<クミホ>伝~不滅の愛~』(tvN/2020)などでお馴染みのイ・ドンウク主演作。
かつて小説家になるのを夢見ていたヤクザ一家の長男が、家族や愛、人生の困難に正面から立ち向かう姿を描いたロマンスストーリーで、家族の絆や個人の成長を取り上げながら、笑いあり涙ありの物語で展開されるという。
イ・ドンウクが演じるのは、イ・ソンギョン扮する初恋の人との再会を通して忘れていた夢を再び思い出し、現実という壁にぶつかりながらも乗り越えようとする人間的な魅力溢れるキャラクターだ。
監督に、「人生に疲れた姿も愛に一喜一憂する姿も、イ・ドンウクほど見事に表現することのできる役者はいないと思う」と言わしめた演技にご注目。
トライ:僕たちは奇跡になる (SBS/2025)
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月11日現在):未定
『トライ:僕たちは奇跡になる』(原題:트라이: 우리는 기적이 된다)は、アイドル出身であるのを知らない人もいるほど秀でた演技力を持ちジャンルを超えて活躍、本国はもちろん日本にも根強いファンが存在するユン・ゲサン主演作。
韓国ドラマとしては初めてラグビーを素材にした作品で、チームワークと若者の情熱、成長の過程を愉快に描いているという。
ユン・ゲサンが演じるのは、かつてラグビー界のスターだったが、スキャンダルによって人気を失い、体育高校の弱小ラグビー部で監督をすることになった主人公。心の傷と自身の限界に絶えず挑戦・奮闘していく。
彼が、「台本を読んで、物語の世界に引き込まれた」と語ったほど、魅力的なストーリーになっているようだ。
Netflix(ネットフリックス)を介して世界同時公開されることが予告されており、日本もこれに該当するのか期待されている。韓国で放送がスタートするのは、7月25日の予定だ。
エスクァイア:弁護士を夢見る弁護士たち (JTBC/2025)
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年7月11日現在):未定
『エスクァイア:弁護士を夢見る弁護士たち』(原題:에스콰이어: 변호사를 꿈꾸는 변호사들)は、近年、『Sweet Home -俺と世界の絶望-』シリーズ(2020、2023、2024)や、『イカゲーム』シーズン2・シーズン3(Netflix/2024、2025)での活躍により、これまでにも増して脚光を浴びる機会が増えているイ・ジヌク主演作。
『財閥×刑事』(SBS/2024)や『わたしの完璧な秘書』(SBS/2025)、『悪鬼』(SBS/2023)を手掛けたキム・ジェホン監督作品で、大規模な法律事務所を背景に、新人弁護士がベテラン弁護士と関わるなかで真の弁護士へ成長していく法廷ヒューマンドラマだ。
イ・ジヌクが演じているのは、冷徹でカリスマ溢れる完璧主義者のベテラン弁護士役。法廷では独創的かつ攻めた戦略で相手方を圧迫し、社内では同僚と雑談を交わさないなどとっつきにくさのある人物だが、守らなければならない人の前では温かな一面をみせるキャラクター。貫禄がキーポイントとなりそうな役に挑戦している。
制作陣からは、「鋭い判断力とリーダーシップ力を持つ主人公を完璧に表現した」との称賛の声が上がっており、本作でも秀でた演技力を披露しているよう。放送回ごとに異なる彼のスーツ姿も見どころなのだとか。
韓国での放送開始予定日は、8月2日だ。Netflixが独占ストリーミングを任されているそうで、今後日本公開のニュースが流れることを期待したい。
(ライター/西谷瀬里)