美しが丘西小 児童が「地域の名物」考案 地元ベーカリーとコラボ
美しが丘西小学校6年2組(福下雄太郎教諭)の児童が、地元美しが丘西のベーカリー「パンステージプロローグ」(山本敬三オーナーシェフ)と協同して新商品を初めて開発。3月14日には実際に店頭で販売している様子を見学した。
昨年5月、修学旅行で栃木県の観光名所・日光を訪れた児童らは、数々の名産品に触れ、それらが地域の発展につながっていると学んだという。地元を盛り上げるため、名物となるパンを開発できないかと考え、地元ベーカリーに相談。2月には商品案を山本さんにプレゼンし、アドバイスを受けて完成させた。
4種のこだわりパン
今回考案したのは「美西フルーツサンド」「美梨マリトッツォ」「横浜の恵みパン」「チョコバナナブレッド」の4種。いずれも見た目や味はもちろん、地元産の野菜を使用したり、アレルギー表記にも気を遣うなど細部まで工夫が凝らされている。
2組のハンナ匠音(ショーン)さんは「魅力的なネーミングを考えるのに苦労した」と振り返り、中井柚季奈さんは「一つのことに向かってみんなで協力できて楽しかった。プロローグさんのことももっと好きになった」と思いを語った。
4つのメニューが店頭に並んだのは3月10日から。すでに予約が殺到し、即完売。週末には急遽、店外に特設売り場を設けるほどの盛況ぶり。山本シェフは「子どもたちの企画力に驚いた。これらの商品も今後定番化する可能性もあるかも」と笑みを見せた。