カリッ!じゅわ~なたこ焼き&こだわりワインのお店も…「ちょい飲み」しながら新たな出会い
連載「#ソロ飲みのススメ」では、アルコール全般をこよなく愛するライター・オサナイミカが、北海道で暮らす女性(もちろん男性も)たちの、”ソロ飲みデビュー”を応援すべく、ソロ飲みにぴったりなお店をご紹介していきます。
今回は、ドリンク+おつまみのセットが1200円(お通し代込み)で楽しめる【ちょい飲み手帖 札幌版】を使って、ステキなお店に出会うことができました!その2店舗をご紹介します。
ツマミになるたこ焼きが最高で、ついもう1杯~たこ焼き 銜
写真からも伝わる、カリッカリ感!
こちらのたこ焼きを提供しているのは、2024年8月にオープンした【たこ焼き 銜】さん。
ほとんどの方が読めないと思いますが(オサナイも初めて見る漢字でした・汗)、“はみ”という、馬具の「くつわ」を意味する漢字で、競馬ファンの方にはなじみのある言葉とのこと。
店内を見渡すと、あちこちに競馬関係のグッズがありました。
銜さんは10席のカウンターのみ。初めての方も常連さんも、気が付けば自然に盛り上がっているという、何とも居心地の良い空間。
たこ焼き銜さんを切り盛りしているのは、店主の安住さん(左)と、小柏さん。どちらもソムリエの資格をお持ちです。
オープンする以前から同じ職場で働いていたそうですが、小柏さんが作るたこ焼きがとてもおいしくて、お店の看板メニューにすることにしたそうです。
ちょい飲みセットのドリンクは、ソムリエお任せのワイン1杯か、瓶ビール1本(赤星)
ワインはナチュール中心で、どちらも魅力的で困りました(汗)。
たこ焼きが焼けるまでに15~20ほど時間がかかるということで、ハーフサイズのもろきゅうが先に出てきます。マヨネーズと味噌が2種類も!
店内に広がるおいしそうな香りだけでもビールが進む(笑)
たこ焼きは、道産小麦を羅臼昆布の出汁で溶いた生地の風味をじっくり味わってもらうよう、あえてソースは使用せず“そのまま”で提供(軽く塩がふってあります)。それがこちら!
これがまた、アルコールのアテに良いんです!!
カリ・トロ・じゅわ~…
これはいくらでも食べらさる系!!(←おいしいものを目の前にした時につい出てしまう、北海道弁)
食べらさると、必然的に飲まさる(笑)
目の前にボトルが並んでいるものですから、ついおかわりが欲しくなり、ちょい飲みセットを超えて、クラフトジンのソーダ割を注文してしまいました(笑)。
アルコールをおかわりすると、今度はツマミも欲しくなる(笑)。
たこ焼き銜さんのおつまみは小皿料理(しかもほぼ1000円以下)が多いので、まさに“ソロ飲み”にもピッタリなお店です!!
お隣のお客様がオーダーしていた、台湾風マーラー。こんなアレンジたこ焼きもあるので、またフラリと行きたくなるお店なのです^^
中心部から少し離れた場所だからこその、癒し空間~miiro
もう一軒は、地下鉄南北線・北12条駅からすぐの場所に、2025年5月にオープンした【miiro】さん。
表通りには面していますが、入口自体が少し奥まっており、駅から歩いて向かうと看板の照明が先に目に留まります。
店内はカウンター6席・テーブル16席。店内の壁はオーナーシェフの林さんが自ら塗ったそうですが、ナチュラルで優しい雰囲気が漂う癒し系の空間です^^
ちょい飲みセットは、林さんおすすめのワイン(泡・白・赤どれでもOK)と、その日のオススメが1品。
Miiroさんのワインのラインナップはちょくちょく入れ替わるので、どんなワインが出てくるかはその日のお楽しみ!
オサナイは寒くなると俄然、赤ワインが恋しくなる派なので、この日は最初の1杯目から赤をお願いすることに。
いきなり面白い国産ワインを出してくれて、テンションが上がりました。
そしてこちらが本日のおすすめの1品、スパイシーなトマト煮込み。
ちょっと~!出してくれた赤ワインにピッタリじゃないですか!!
あれ?これって、泡をお願いしてもこの1品が出てきたのかな…
「実は普段お出ししているお通しも2種類は用意していて、お客様に合わせて変えたりしているんです。勉強と冒険ができるのがお通しと思って、毎日変えていますよ」と、林さん。
どうやら、のん兵衛の心をよく理解していらっしゃるようです(笑)。
ペアリングがばっちり好みだと、つい他の料理とワインの組み合わせも気になってしまいます。
メニューをじ~っと眺めていると…
「当店はあくまでワインがメインで、食事はワインのアテを求めているお客様が多いので、その要望に応えるべくおつまみを用意しています。最近は魚介系の料理が人気で、よく出ていますよ」
そういわれると、オーダーしたくなる素直な性格(笑)。
ということで、頼んだのは「真鱈とメークインのオーブン焼き」。
これはまた、この季節にピッタリなおつまみ!
と、おつまみにしては結構なボリュームじゃないですか!
と、上にかかっている、オリジナルのモロッコ塩が食欲をそそるキケンなおいしさ(≧▽≦)
そしてグラタンに合わせて出てきたのがこちらのワイン
miiroさんは道産ワインもグラスで飲めることが評判のお店でして、タイミングが良ければ貴重なワインに出会うことができます^^
ひゃ~!これは見た目から合いそう!!そして香りを嗅いだ瞬間、これは確実に好きなワインと確信。
飲んで、食べて、しばし目を閉じて余韻を楽しむ…最高の時間でした!
ちなみに常時、10種類(泡1・ロゼ1・白4・赤4)ほどのグラスワインが用意されています。
ワイン以外にもクラフトジンやサワー、ハイボールなどもあり。ちなみに生ビールはエーデルピルス。
写真がオーナーシェフの林さん。基本お一人で対応されているそうです。
林さんは奈井江町の農家の息子さんということで、地元の食材をメインに使っているそうですよ。
通常はフラリと来ていただいても大丈夫なことが多いとのことですが、中心部ではないので、事前にお電話を入れて席が空いているか確認するのがおすすめです。
土曜日は14:00から営業しているので、昼飲みも楽しめます。
【たこ焼き 銜~ハミ】
北海道札幌市中央区南3条西3丁目サンスリービル2階
電話番号 070-2321-9242
営業時間 18:00~翌2:00(ラストオーダー翌1:00)
定休日 日祝
チャージ 200円、禁煙
★公式Instagram
【miiro~ミイロ】
北海道札幌市北区北12条西4丁目envision 1階
電話番号 080-5295-6956
営業時間 17:00~23:00 土14:00~23:00
定休日 日祝他、不定休あり(SNSで確認)
お通し代500円 、禁煙
★公式Instagram
※今回両店でご紹介した【ちょい飲み手帖】を利用したセットは2026年2月末日まで楽しめます。ただし、12月19日~1月12日までは利用できません。
詳細はご確認を!
連載「#ソロ飲みのススメ」
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文・写真:オサナイミカ
編集:Sitakke編集部あい
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【ライター:オサナイミカ PROFILE】
札幌生まれ・札幌育ちの、アルコールをこよなく愛するアラフィフ、中学生の息子の母。 (株)リクルートが発行する情報誌生活情報サンロクマル(現Hot Pepper)の営業を経て、 2007年よりWEB情報サイトSapporo100milesの編集長として15年間、札幌や北海道の食と観光の情報を 【オサナイミカのつぶやき】を綴り続け、2022年11月からはSAPPORO YARDにて、【オサナイミカが行く!】をスタートしている。