【ワンピース】ドスンダダ族の考察・情報まとめ|トンタッタ族や巨人、黒ひげやトレーボルとの関連など【ネタバレ注意】
本記事では、ギャバンのセリフにあった、「ドスンダダ族」についての考察・既出情報をまとめています。ドスンダダ族と考えられる既出キャラについてもご紹介します。
本記事は『ONE PIECE』単行本最新刊および、ジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
ドスンダダ族について
ワンピースの物語の中では、魚人族やミンク族、ルナーリア族など様々な人間の種類が描かれます。多種多様な人種がいるこの世界には、こういった特殊な人類同士の血が入った混血種族が存在します。
今までも様々な場面で混血種族が描かれてきましたが、エルバフ編にて海賊王の左腕スコッパー・ギャバンが新たな混血種族名を口にしました。
歴史上混血の種族は多々存在する
〝バッカニア〟〝ドスンダダ〟
〝手足首長〟〝魚巨人〟出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース1139話〝山喰らい〟」
ここで、「ドスンダダ族」という種族がいることが判明します。一体どんな種族なのでしょうか?
本記事では、「ドスンダダ族」についての考察やこの種族だと思われる人物、既出情報についてまとめました。
ドスンダダ族の考察
ここでは、下記3点の考察についてご紹介します。
・「巨人族 × トンタッタ族」説
・「黒ひげはドスンダダ族」説
・「トレーボルはドスンダダ族」説
1つずつみていきましょう。
「巨人族 × トンタッタ族」説
1つ目の考察は、ドスンダダ族は、「巨人族とトンタッタ族の混血種族である」という説です。根拠は次の2点になります。
・ギャバンの発言
・名前の類似
1つずつみていきましょう。
ギャバンの発言
繰り返しにはなりますが、ドスンダダ族が判明したのは、ギャバンの下記のセリフです。
歴史上混血の種族は多々存在する
〝バッカニア〟〝ドスンダダ〟
〝手足首長〟〝魚巨人〟出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース1139話〝山喰らい〟」
ここで、ドスンダダ族以外の3種族を見ると、手足首長を除くバッカニアと魚巨人は巨人の血が関係することが明らかになっています。
また、この発言をする前には、人間族であるギャバンと巨人族リプリーとの間にできた子供コロンについて語っていたため、文脈的にはドスンダダ族は「巨人族」が関係している可能性が高いと考えられるでしょう。
名前の類似
また、「ドスンダダ族」と「トンタッタ族」の名前の類似から小人族との関連が予想できます。
そもそもトンタッタ族の名称の由来は、彼らの足音のような擬音語から来ていると予想できます。実際に、ドレスローザ編では「トン」「タッタ」という擬音語がマンガの中で描かれているシーンもあります。
これを考えると、より大きい足音を連想させるような「ドスンダダ」という名称にも、小人族との関連が考えられます。
以上より、ドスンダダ族とは、巨人族と小人族との混血種族であると予想し、次の考察に進みます。
「黒ひげはドスンダダ族」説
2つ目の考察は、「黒ひげはドスンダダ族である」という説です。根拠は次の3つになります。
・サターン聖の発言
・トンタッタ族の長い鼻
・「人の倍生きている」
1つずつみていきましょう。
サターン聖の発言
エッグヘッド編でのサターン聖とカタリーナ・デボンとの会話から、黒ひげが何らかの特別な種族であることがわかります。
デボン「ティーチは特別よ」
サターン聖「血筋もな」出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース109巻1107話〝あんたを捜してたんだ!!〟」
黒ひげは特別な血筋をもっているそうです。では、黒ひげは一体どんな種族なのでしょうか?
トンタッタ族の長い鼻
デービーバックファイト編に登場した魚巨人ビッグバンや、ドレスローザ編で登場した闘魚の半魚人デリンジャーを見てみると、混血種族には両親の特徴をどちらも受け継いでいることがわかります。
それを踏まえ、ドスンダダ族が巨人族とトンタッタ族の混血種族であるとすると、その種族は巨人とトンタッタ族の身体的特徴をどちらも持っていることが予想できます。
黒ひげの身体的特徴の中では、巨大な体と長い鼻がポイントになると考えます。まず、体が大きいという特徴からは、巨人の血をもっている可能性が考えられます。
また、長い鼻に関しては、トンタッタ族の特徴を受け継いでいると考えられます。上記の画像からもわかる通り、トンタッタ族には長い鼻を持っており、これが黒ひげの特徴と類似しています。
以上より、黒ひげはドスンダダ族であると予想しました。
「人の倍生きている」
黒ひげの「巨人族の特徴」はもう1つあると考えています。それはエースがバナロ島で発言していた次の発言です。
人の倍の人生を歩んでるお前が
この状況を理解できんわけがねェ出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース45巻440話〝火拳vs黒ひげ〟」
このように、黒ひげは「人の倍生きている」ことが言及されています。この発言は、おでん過去編の幼少期バギーの発言で明らかになった「1回も寝たことがない」ことからきているとよく予想されいますが、これはミスリードであると考えています。
シンプルに、黒ひげは人の2倍の寿命があると予想しています。その理由は、巨人は人の3倍の寿命があるため、それが小人族との混血で薄まり、2倍の寿命になったと考えるからです。
黒ひげ海賊団に関しては、下記の記事でも考察しています。ぜひご覧ください。
【ワンピース】黒ひげ海賊団を徹底解説!黒ひげの正体・目的やロックスとの関係を考察【ネタバレ注意】
「トレーボルはドスンダダ族」説
3つ目の考察は、「トレーボルはドスンダダ族である」という説です。根拠は次の3つになります。
・トンタッタ族の断末魔
・トレーボルの足枷(あしかせ)
・トンタッタ族と巨人族の割合
1つずつみていきましょう。
トンタッタの断末魔
ドレスローザ編では、トレーボルとレオ率いる小人族が戦うシーンがあります。そのシーンにおいて、小人族は踏み潰された際に「ピギャ」という叫び声を上げています。
一歩で、トレーボルがローの攻撃によって体を切り付けられたとき、彼もまたこのように叫んでいました。
ピギャ〜〜〜〜!!!!
出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース78巻782話〝悪のカリスマ〟」
小人族の特徴の1つが叫び声の「ピギャ」だとすると、トレーボルは小人族の特徴を持っているといえます。
しかし、トレーボルは人間族の体の大きさをしています。これらのことから、トレーボルは巨人族と小人族のハーフであることから人間族のような体の大きさになっていると予想します。
トレーボルの足枷(あしかせ)
トレーボルには明かされていない謎があります。それは彼の足についている足枷です。この足枷から、過去に奴隷の過去があったのではないかと予想されています。
過去に奴隷として描かれた人物の中には、バッカニア族のくまや魚人族であるフィシャータイガーといった特殊な種族が描かれてきました。
また、ルナーリア族であるキングが政府で研究に使われていたり、シャボンディ諸島のヒューマンショップでは、特殊な種族である方が価値が高かったりと、特殊種族には奴隷と深い関わりがあると言えます。
以上より、足枷があって奴隷の過去があると予想されるトレーボルも、特殊な種族である可能性が高いといえるでしょう。
トンタッタ族と巨人族の割合
一方で、トレーボルは実際には体が痩せ型であり、力も強そうには見えないため、巨人族の血を受け継いでいないようにも見えます。
ただ、これはトンタッタ族と巨人族との遺伝子の割合によるものだと考えています。これについて、ギャバンは次のように語っていました。
コロンとリプリーに会ったのか
巨人の血を多く継いでな
我が子ながら抱っこもままならず育った出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース1139話〝山喰らい〟」
この発言からもわかるとおり、単に混血種族といっても、その血の割合には幅があるようです。
これを踏まえてトレーボルを見てみると、彼はドスンダダ族の中でも小人族の血が多かったと予想できます。
ちなみに、1つ前の考察でフォーカスした黒ひげは、巨人族の血を多く継いだドスンダダ族であると考えています。
巨人族についての既出情報
ここでは、ドスンダダ族の要素の1種と考えられる、巨人族についての既出情報をまとめていきます。次の3項目に沿ってご紹介します。
・人の10倍ほどの体格を持つ
・寿命は人間の3倍
・太陽信仰の文化がある
・エルバフで主に生息
1つずつみていきましょう。
人の10倍ほどの体格を持つ
巨人族は、名前のとおり巨大であり、人間の7〜10倍ほどの体格を持つ人種です。
巨人の初登場はアラバスタ編の中で描かれたリトルガーデンでのシーンです。ドリーとブロギーが作中の初登場の巨人であり、その大きさに驚く麦わらの一味が描かれています。
また、巨人の中でも特に大きいオーズやオーズジュニアといった古代巨人族も存在することが明らかになっています。
寿命は人間の3倍
寿命は人間のおよそ3倍あるということも明らかになっています。
よって、老いる速度も遅いです。例えば、エルバフ編で初登場したリプリーは20〜30代ほどに見えますが、実際は80歳であることが判明しています。
実際に、巨人族のリプリーと結婚したギャバンはこのように発言していました。
巨人との結婚は割に合わねェよ!!
おればっかり歳をとる出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース1139話〝山喰らい〟」
寿命が長いという点には何か特別な理由があるのかもしれません。
太陽信仰の文化がある
主にエルバフに暮らす巨人において、太陽の神ニカの信仰があるということが明らかになっています。
また、エルバフには神典(ハーレイ)と呼ばれる神話があり、古代から現代までの歴史が綴られていることが明らかになっています。
神典(ハーレイ)については下記の記事でも考察しています。ぜひご覧ください。
【ワンピース】神典 (ハーレイ)と壁画の解釈を考察|第一世界から第三世界まで、イムとの決戦や半月の人と月の人について(2/8更新)【ネタバレ注意】
エルバフで主に生息
多くの巨人はエルバフの出身であり、エルバフで暮らしていることが明らかになっています。
また、そのエルバフは宝樹アダムという大樹によって構成されており、島の中に「冥界」「陽界」「天界」といった3エリアがあります。「陽界」にはいくつもの巨人が暮らす村があることも明らかになりました。
ただ、巨人が生息するのはエルバフ以外にもあります。実際にサウロは現在エルバフにいますが、サウスブルーの出身です。
エルバフについては下記の記事でも考察しています。ぜひご覧ください。
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トンタッタ族についての既出情報
ここでは、ドスンダダ族の1要素と考えられる「小人族(トンタッタ族)」についての既出情報についてまとめています。次の6項目に沿ってご紹介していきます。
・人の手のひらに乗る大きさ
・植物を育てるのが得意
・虫との関連がある
・断末魔の叫び
・ピュア
・グリーンビットに生息
1つずつみていきましょう。
人の手のひらに乗る大きさ
小人族は手のひらにのるほどの体の大きさであることが明らかになっています。
初登場はドレスローザ編でのグリーンビットです。このグリーンビットの地下にトンタッタ王国があります。麦わらの一味の中ではウソップとロビンが初めて出会いました。
果たして、この体の大きさはドスンダダ族にどう影響するのでしょうか?
植物を育てるのが得意
トンタッタ族は植物を育てるのが得意という特徴がありますトンタッタ王国のシーンでは、建物が植物でつくられているような描写があります。
また、ドフラミンゴが統治するドレスローザでは、人造悪魔の実「スマイル」を製造するための工場において、トンタッタ族の植物の技術が使用されていました。
虫との関連がある
トンタッタ族は虫との関連があることも判明しています。
移動手段として昆虫を飛行機のようにして使ったり、小人族の中には、ムシムシの実モデル〝カブトムシ〟を食べたイエローカブやムシムシの実モデル〝スズメバチ〟を食べたピンクビーなど、至る所にトンタッタ族と虫との関連は描かれています。
果たして、この特徴はドスンダダ族においても適用されるのでしょうか?
断末魔の叫び
トンタッタ族は、踏み潰された際の叫び声に特徴があることも明らかになっています。彼らは、踏み潰された際に「ピギャー」という叫び声を上げるという特徴があります。
これは、ドレスローザ編でのトレーボルとの戦いの中で判明しました。こういった特徴もドスンダダ族に反映されるのでしょうか?
ピュア
トンタッタ族は、総じてピュアであることも明らかになっています。どんなに嘘であることが明白な場面であっても、疑うということを知らず、信じてしまう特徴があります。
この特徴は、ドレスローザ編で「ウソップの嘘を信じる」という展開で活用されていますが、ドスンダダ族が判明した際にこういった特徴も見えてくるかもしれません。
グリーンビットに生息
トンタッタ族は、グリーンビットに生息していることが明らかになっています。
現状はグリーンビット以外の出身である小人族は登場していません。巨人族のサウロのように、出身が違う小人族は今後現れるのでしょうか
まとめ
以上、ドスンダダ族についての考察や既出情報についてまとめました。この記事の結論としては下記の2点としたいと思います。
・ドスンダダ族は巨人族とトンタッタ族の混血種族
・ドスンダダ族は既に作中に登場しており、巨人族の方の血を多く継いでいるのが黒ひげ、トンタッタ族の血を多く継いでいるのがトレーボル
物語のクライマックスにおいて登場したドスンダダ族は物語に大きく関わるポイントとなることが予想されます。今後の展開を楽しみに待ちましょう!
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