茅ヶ崎市ホノルル市・郡 姉妹都市締結10周年 民間レベルで多岐に連携
茅ヶ崎市とハワイ州ホノルル市・郡が今年10月25日で姉妹都市友好協定締結から10周年を迎えた。両市・郡の交流は民間レベルに広がり、市は今後もさらなる提携を深めていく方針だ。=中面に関連記事
両市・郡の友好関係は、2003年に茅ヶ崎商工会議所で「茅ヶ崎アロハ委員会」が設立され、「アロハビズ」がスタート。04年にはハワイ物産展「アロハマーケット」が初開催され、11年にはハワイ以外では初のフラ世界大会が茅ヶ崎市で開かれた。こうしたことから、観光協会、商工会議所、同委員会からも姉妹都市提携を求める要望書が市に提出され、14年10月ホノルルで両市長が協定書に調印している。
民間レベルでの提携としては、同商工会議所がハワイ商工会議所と姉妹会議所として提携。茅ヶ崎とハワイのつながりを想起させる商品・サービスを「茅ヶ崎・ハワイ交流応援商品」として選定し、市内で販売・提供している。また、アラモアナセンターでは物産展「茅ヶ崎フェア」を開催している。
茅ヶ崎サーフィン協会と日本サーフィン連盟茅ヶ崎支部は、ハワイサーフィン協会とフレンドシップ協定を締結。ホノルルで「茅ヶ崎市長杯」、茅ヶ崎市で「ホノルル市長杯」を開催している。このほか、ホノルルへの青少年派遣事業、姉妹都市交流市民ツアーの実施、市内小学校や保育園では「ホノルル給食」が提供されている。
10月26日には姉妹都市締結10周年記念イベントとして、「ホノルルミーツ」が第一カッターきいろ公園(中央公園)で開催される。
協定締結10周年の節目を迎え、佐藤光市長は「両市のつながりが互いの発展に貢献し続けるよう取り組んでいきたい」とし、さらなる関係構築に意欲を示した。