劇団番町ボーイズ☆が坪倉康晴主演、末原拓馬脚本・演出で第15回本公演『祈蛸異聞』を上演
ソニー・ミュージックエンタテインメントが手掛ける個性派演劇集団「劇団番町ボーイズ☆」の第15回本公演『祈蛸異聞』が、2025年10月22日(水)~10月28日(火)Theater Mixaにて、上演されることが決定した。
昨年、劇団結成10周年を迎え、2024年7~8月に上演された結成10周年記念公演『蚕は桑の夢を見る』(演出:松崎史也 脚本:堀越涼(あやめ十八番))は大盛況のうちに閉幕。
そこから約1年ぶりの劇団公演となる本作には、脚本・演出に末原拓馬(おぼんろ)を迎え、メンバーである坪倉康晴が劇団番町ボーイズ☆本公演では初主演を務め、新作オリジナル作品を上演する。
また、本作は、同一の物語を主人公 秋津小太郎(坪倉康晴)の視点から描く『光(ひかり)篇』と影千代(菊池修司)の視点から描く『影(かげ)篇』 の2視点構造で楽しむことができる公演となる。
【あらすじ】
本来なら生まれてこないはずだった彼らは、
からくり仕掛けの器に命を与えられた。
国家に管理され、秘密裏に育てられるのは、
その肉体的な欠落こそが、強き祈祷の力を持つからだ。
人間として扱われぬまま、
祈るたびに命を削り、
力を使い切れば、静かに溶けて消える彼らは「蛸」と呼ばれた。
歯車仕掛けの神殿に螺鈿が煌めくとき、
少年たちは、自らの存在理由に抗いはじめる——
祈祷と機巧が世界の礎となった「もうひとつの江戸時代」。
これは、誰にも祈られなかった者たちが、
なお誰かを祈ろうとした、呪われた希望の黙示録である。