ラグビー日本代表、数的不利はねのけウルグアイ代表に勝利 エディー・ジョーンズHC「ファイトし続けとても良かった」
齋藤直人がシンビン、ディアンズは一発レッドで退場
ラグビー日本代表が16日、フランスのシャンベリー・サヴォワ・スタジアムで「リポビタンDツアー2024」ウルグアイ代表戦に臨み、36-20(前半18-13)で勝利した。
大敗したフランス戦からスタメンを4人入れ替えて臨んだ日本は、ウルグアイに先制されるも姫野和樹、濱野隼大、下川甲嗣がトライを決め逆転に成功。前半39分にゲームキャプテンのSH齋藤直人がハイボールの競り合いで危険なプレーを犯してシンビンとなるも、前半をリードして折り返した。
後半は一時リードを許したが、ジョネ・ナイカブラのトライで再逆転に成功。26-20の後半26分にワーナー・ディアンズのタックルが相手の頭部に直撃し、レッドカードで退場処分となり、再び1人少ない状況に。それでもディラン・ライリーのトライなどでリードを広げ、4試合ぶりの白星を挙げた。
試合後のコメントは以下の通り。
■エディー・ジョーンズHC
「まずは今回の結果に関しては、とても良いものであったと思っています。とても難しく気合いの入った厳しい試合でした。
試合の流れをやっとつかみ始めた頃に、キャプテンをイエローカードで失ってしまい、なかなか良い形の流れをその後つかむことができなかったと思っています。
また、残り15分のところでワーナー・ディアンズをレッドカードで失ってしまったこともなかなか厳しい面がありましたが、我々としてはファイトをし続けたところがとても良かったです。
また、ワールドラグビーの皆さまにも『シャンベリー』という素晴らしい都市でラグビーの試合を開催してくださったことについて、お礼を申します。ありがとうございます」
■齋藤直人
「フランス代表に負けてからの1週間、ウルグアイ代表戦だけを見て準備してきました。
試合中に自分を含めて、カードが2枚出て数的不利な状態でも守りに入らず戦い続け、試合に勝つことができたことは、チームにとって大きいと思います。自分たちはアタックに自信を持っていてたので、14人になっても守りに入らずにボールにフォーカスしたことが良かったかと思います」
■下川甲嗣
「今日もタフなゲームになるというようなイメージはありました。実際にタフな場面もありましたし、14人になった場面も、全員で戦って勝ち切れたところは、チームにとってもプラスになります。
反省点は本当にたくさんありますが、勝つ喜びというのを久しぶりに味わうことができて良かったです。
ディフェンスのコネクションがうまくいかず、相手に突かれてしまったので、次のイングランド戦に向けてクオリティを上げていかないといけないと思います」
■ディラン・ライリー
「どんなゲームでも、そのタフな時間帯というのがあると思います。
自分たちのミスから起こり得るものもあって、必ずしもラグビーはパーフェクトな展開にはならないんですけど、今日のチームは25分間14人で戦った中で、忍耐力をしっかり見せたと思います」
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記事:SPAIA編集部