38歳、営業職の《リアル貯金額》。失敗したくない……。安全な方法でお金を増やしたい【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな総資産額を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【38歳 女性】
【貯蓄額】38歳、女性の場合
プロフィール
38歳、女性
不動産業の営業、年収1,800万円
ひとり暮らし
【相談内容】安全な投資と危険な投資、どう見分ければいい?
「もう少し貯蓄を増やしたいと思っています。投資商材を購入しようと思っていますが、安全なものとそうでないものはどう見極められますか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である30代単身世帯の貯金額は、平均が594万円・中央値が100万円*です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和5年調査結果」
質問者さんの貯金額は平均の12倍以上となっておられ、かなりの高水準と言えますね。
投資商材の罠に注意!見極めポイントと賢い運用法
質問者さんは高収入であり、すでに資産7,500万円と十分な資産を築いていらっしゃる一方で、さらに貯蓄を増やすことを目指していらっしゃるのですね。
安全に投資商品を購入するために、以下のポイントを押さえておきましょう。
投資商材の見極めポイント
「どのような運用方法で利益を生み出すのか」が明確に説明されているかどうかを確認しましょう。
「絶対に儲かる」「リスクゼロ」というような曖昧な表現があれば、注意が必要です。
また、投資商品はリターンの高いものほどハイリスクになるので「短期間で必ず増える」「高利回りを約束」 などの文言があれば、疑ってみたほうが良いでしょう。
金融庁の登録があるか確認
金融庁に登録されている事業者かどうかを確認しましょう。
未登録の事業者が販売する商材には詐欺的なものも含まれているといわれています。
具体的なおすすめの投資方法
投資商材の安全性を見極めるのが難しい場合は、金融庁や運営管理機関が選んだ商品が揃うNISAやiDecoを活用するのがおすすめです。
特に、リスク分散が十分に効いている全世界株式や全米株式のインデックスファンドを選ぶと、投資リスクを大きく抑えられますよ。
まとめ
・質問者さんと同年代の貯金額は、平均が594万円・中央値が100万円です。
・「絶対に儲かる」「リスクゼロ」「短期間で増える」「高利回り」などの文言には注意が必要です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。