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六十を過ぎたオフショアジギング愛好家のアクションはフォール多用が吉?

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ジギングをしすぎると身体に痛みが伴うことがある(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

肩や肘、それに膝は、年齢とともにガタピシ感が出るのは致し方なしかと思う。多かれ少なかれ何かしらであるが、釣りで肘と肩が痛くなるとは想像しなかった。ジギングやキャスティングの動きは、釣りの中でもかなりの体力ものだろう。原因は、好きなジギングが起因していた。

ジギングで肘が痛くなった

五十肩や五十肘というのがあるのはご承知の通り。多分に漏れず、50才を過ぎて肘に痛みが出た。これが五十肘かと痛みが続いたもののいつ知れず完治した。

一昨年暮れに肘が痛くなった。まさか六十肘かと思ったが、いろいろ考えてみるとひとつしかなかった。原因は、ジギングのし過ぎで、アクションでの痛みがあったのを思い出した。さらに、冬の寒さで何らかの炎症が出たようだ。ばからしくも春になると、ころっと治った。

ジギングのしすぎで身体に負担がかかることも(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

今度は肩に違和感

翌シーズン終盤で肩が痛くなった。原因は同様にジギングだろう。肘に来ず肩に来て、結構痛みがあるが、昨年のように春になれば治るのかと我慢することにした。肘の次は肩、なぜか。原因は、ジギングに違いないだろうが、今年は肩がやられたのはなぜだろう。

ふと思いついたのは、メジロ(ワラサ)が例年になく釣れた年だったが、あれのゴリ巻きが原因だろうか。ベイトリールでウインチのようにゴリ巻きをすると、肩の周囲の筋肉でパワーを出すが、これだろうか。

筋肉は、年齢に関係なく強くもなり修復も効くと言われるが、人には言えず年だろうからとごまかした。いずれにしても気楽で能天気なことで、まったく幸せな話だ。

年相応にしないと…

最大の原因は年なのだ。無理ができなくなり、休憩しながらも3時間が良いところだ。だから、最近はピッチジャークを繰り返すような、追わせて食わせる動きを遠慮して、してもゆっくりとしたワンピッチジャークで、フォールを多用させたスロー系で釣っている。

これだと、身体への負担も少なく3時間続けられ、前後フック装着のフォールで喰わすパターンになり、のんびりと釣っている。隣のジギング船の若い人を見ると羨ましくなるような力強くリズミカルだが、あんなことしたらすぐにへばってしまうし、冬になると再発だろう。

ジギングの面白さは年々深みにはまっていくようだ。フォールで喰わすのは、体力下降でもできるし青物との騙しあいみたいで、これまたおもしろくやめられない。まあ、やれるところまでやって、ハマチの刺身をたらふく喰いたい。

痛みが出た2回のシーズンは、数も型も満足いく年だったので痛んでも「ふふふ」だったが、釣れる数が少ない年は、どこも痛くもならず、これまた愉快でなく気持ちが痛痒い。

無理せずジギングを楽しもう(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

<丸山明/TSURINEWSライター>

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