タッチ決済による後払い乗車サービス 東京メトロ全線で開始へ 事前登録・チャージ不要!2026年春予定
東京メトロは2026年春から、クレジットカードなどによるタッチ決済で乗車できる後払いサービスを開始します。キャッシュレス化の流れを受け、より便利でスムーズな利用を目指し、タッチ決済を活用した新たな乗車サービスの導入を拡大していく方針です。
事前登録やチャージ不要で乗車可能に
同社は、2007年のPASMO導入以降、交通系ICカードによる乗車や駅ナカでの電子マネー決済を拡大。定期券や乗車券購入時のクレジットカード決済やPASMO一体型クレジットカードの提供、企画乗車券を対象とするタッチ決済やQRコード決済にも順次対応し、キャッシュレス化と利便性向上を積極的に進めてきました。
後払い乗車サービスは2026年春開始予定。タッチ決済対応のクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、またはこれらを設定したスマートフォンなどを自動改札機にかざすだけで、事前に乗車券を購入することなく利用でき、事前のチャージや会員登録も不要とされています。
24時間券の活用やグループ利用にも対応
2025年3月から販売されている「東京メトロ24時間券(タッチ決済対応)」や「東京メトロ24時間券(QR)」は、オンライン上で購入した後、対応カードまたはQRコードを使って利用できます。QR券は小児用や最大10枚までのグループ利用にも対応しており、家族やグループでの利用にも便利だということです。
また、同社はタッチ決済やQRコードを利用した乗車サービスに対応する自動改札機の設置を段階的に進めています。2025年6月には新たに26駅で導入され、現在は全180駅中104駅が対応済みとなっています。利用者がより便利にサービスを活用できるよう、2025年度中には他社管理駅を除く全駅の改札口への設置完了を目指しているといいます。
(写真:PIXTA、東京メトロ)
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