県立松陽高校 バスケ部が50周年祝い 全国大会の思い出話も
県立松陽高校(泉区)バスケットボール部のOB・OG会が8月31日、西区のホテルで創部50周年祝賀会を開いた。歴代の顧問や部員ら約130人が参加して旧交を温めるとともに、主催者は現在OB・OGが取り組むバスケットスクールへの協力を呼びかけた。
県立松陽高校バスケットボール部はかつて全国大会の常連校であった時代もある伝統校。祝賀会には幅広い世代の関係者が出席し、当時の顧問や仲間たちと和やかに過ごした。
2期生OGの東(あずま)環(たまき)さんは「できたばかりの学校はグラウンド整備が筋トレ代わりだった。当時は男女6人ずつの部活だったのが、こんなに続く部になるとは」と語った。
教員も多数輩出
2代目顧問の阿部哲也さん(72歳)は1975年から90年まで部をけん引。3年目に関東大会出場を果たすと、4年目には全国大会にも出場。通算で7度全国に導いた。
さらに、阿部さんの教え子には教員となった部員が少なくなく、同高で顧問になった例も。同高6期生で2001年から9年間女子部の顧問を務めた竹中仁さんは「バスケの技術だけでなく、人とのつながりを大切にする姿勢も阿部先生に教わった。それは引き継がれていると思う」と思いを語った。
「若い力で今後も」
OB・OG会は今年度、阿部さんを代表として中学生対象のバスケットスクール「セカンド松陽」を松陽高の体育館でスタートさせた。阿部さんは「50年を迎えてバスケ部がこれからも続いていくには若い力が必要。協力してもらえたら」と呼びかけた。