『土を育てる』ことがこれからの農業の鍵になる 大学生を中心にクラウドファンディング挑戦中!
突然ですが、皆さんはクラウドファンディングで支援したことってありますか?
私は数年前に「キタノカオリ」という品種の小麦の安定した収穫のための支援を皮切りに、パン屋さんの新規開店やリニューアルオープンの際の支援、農家さんがオーガニック農業に転換する際の指標になる本を無償で提供する活動などに微力ながら支援してきました。
今回、農業を学んでいる有志の大学生3名と「未来の子供たちのために!」を合言葉に【環境再生型農業=Regenerative Agriculture(以下RA)】を進めている「アグリシステム株式会社」のメンバー4人が、
生産者さん(育てる人)、実需者さん(商品を作る人)、消費者さん(食べる人)にRAを広く知ってもらいたい!そのための講演会を11月に開くにあたり登壇者の渡航費など支援をしてもらうためにクラウドファンディングを立ち上げ挑戦しています。
https://for-good.net/project/1001162
環境再生型農業ってなに?
近年、アメリカ合衆国をはじめとする海外で、多くの注目を浴びている農法です。
日本でもRAの第一人者であるゲイブ・ブラウンさんが書かれた著書、「土を育てる」(NHK出版、2022年5月発売)がベストセラーになるなど、徐々に注目を集め始めています。
収穫物の均質性が求められることにより農薬や化学肥料で痩せてしまった土壌を回復させ、次の世代に健全な土壌を引き継いでいくことを目的とした農業です。
講演会では詳しく話を聞くことができますが、以下の6つの原則があります。
具体的には、
・畑で育てた作物の根を残すことでむやみに土壌を掘り起こさない
・土を植物で覆うことで雑草を抑えたり、土の温度を適正に保てる
・一つの作物だけを育てると土は痩せていくので、輪作作物の種類を増やし多様性を高めることで土の中の循環が改善される
・年間を通してできるだけ長く土の中に「生きた根」を保つことで養分循環になる
・家畜が植物を食べて刺激を与えることで土により多くの炭素が送り込まれる
・気候や降水量、その土地の歴史的背景などから土地に合った作物を育てる
などでしょうか。
その結果として農家さんは、農業を営む上で必要となるコストを削減し、またそれに加えて、消費者もより健全な農産物を購入することが可能となるのです。
講演会の概要
場所は北海道音更町「音更町文化センター」になりますが、私のように離れた場所に住んでいる人でも第1部はzoom配信があるので、ぜひ参加して話を聞いてみてください。
ゲイブ・ブラウンさんが営むRAコンサルティング会社の一員であるコンサルタント、チャックさんをお招きし、RAについてのレクチャーをしていただきます。
このプロジェクトを共催している「アグリシステム株式会社」さんはわかりやすい言葉で日本の農業、子供たちの未来についていつも話をしてくださいます。
勉強というものから遠ざかって幾久しい私でも、ふむふむなるほど、と砂漠に水が滲みこむようにすーっと話が入ってくるので知らなかったことを知る楽しさを感じてみてください。
プロジェクトの流れ及びリターン品について
3月 プロジェクト始動
6月 Chuck氏とオンライン顔合わせ・打ち合わせ
7月 講演会内容の大枠決定
8月 十勝の生産者・実需者訪問/講演会詳細決定
9月 クラウドファンディング開始/SNSでの情報発信
10月 クラウドファンディング終了
11月 リターン発送/講演会の開催
本クラウドファンディングの締め切りは10月31日(木)。
ご支援に対するリターン品も続々と増えています。
1000円でちょこっと応援する「はじめてプラン」、5000円で実際に現地で話を聞く「講演会に来場プラン」、4000円の「オンライン参加プラン」、
講演会にはタイミングが合わず参加できないけれどリターン品として農家さんから麦や豆、お米や野菜を直送していただくプランなどがあります。
◆ご賛同いただいた皆様◆
私からは「環境再生型農業」や講演会についてザックリとした内容をお伝えしているので、興味を持ってくださった方は、前述のクラウドファンディングページか、「北海道オーガニックデザイン 風土火水」さんのInstagramページhttps://www.instagram.com/hokkaido_organic_fudokasui/?hl=jaから詳細をご確認いただけます。
ぜひ、これからの日本の食の安全、子供たちの未来のためにもお力を貸していただけますようよろしくお願いいたします。