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釣り場に「普段使っている財布を持っていっちゃダメ!」 そのワケと対策とは?

TSURINEWS

サブ財布(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

釣り場と日常生活で用いるものは分けて考えるべし。できることなら携帯電話も二台持ちして、釣り用に廉価版ないし型落ちのものを使いたい。それほど釣りでは水中にポチャンのリスクが高い。携帯電話も大変だが、また紛失すると厄介なのが、財布だ。筆者はもちろん普段使いのものを避けて、100均で購入した財布を使っている。この方が安全度は高い。

釣り場に持っていく財布

釣りに財布なんて持参しない。スマホにICカードだけで十分。なるほど、そういう考え方もある。だがそれではスマホを落としたときに替えがきかない。バックアップは入念に取るべし、なのだ。

釣り場に普段使いの財布を落としたときのリスクを考えてみよう。計り知れないものがある。実際、「うあああああ」という悲鳴が遠くから聞こえてきたこともある。あれはスマホか財布を落としたのだろう。私たちが日常的に身に着けているものは、非常に高価で、かつ社会的な付加価値も高いものなのだ。

財布を落としたときのダメージは?

釣り場に財布を落とすと、まずその財布のお値段が飛ぶ。

その他、現金がダメになる。そして厄介なのが、クレジットカードと、キャッシュカードと身分証明書だ。

運転免許の再発行、マイナンバーカードの再発行、保険証の再発行、クレジットカードのストップと再発行、キャッシュカードの再発行――これらを完全にこなそうと思うと、どうかすると一日仕事となる。運転免許の再発行の料金は2,250円という意外に些少な額だが、これに必要なのが他に「身分を証明できるもの」なので、財布にその手のID関連をすべて入れていた人は、ジ・エンドとなる。

体感ではその手間だけでも10万円以上になる。わざわざ、そんな危険を含んだものを、釣り場に持っていく必要があるだろうか?あるまい。絶対にサブ財布を作るべきなのだ。

100均財布のすすめ

サブ財布の形にはとらわれるなかれ。安いものでいい。100円で、目立つ色のもの(見当たらないときに探しやすい)を見つけてくればいいだろう。

筆者は100均で200円した、10年前の品をまだ使っている。これ、すごーく軽いし、軟性もあって持ち運びしやすいのだ。

サブ財布とはこういうものだ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

なんというチープさ、と侮ることなかれ。それでも必要十分だ。実はこのヘンなメーカー名の品は、まだD100均でも売られているが、今のカラーはネイビーしかないようだ。これが意外に困る。というのもサブ財布は上述のように、ハデハデカラーにしておいた方がいい。失くしたときや家で見つからないときに色で教えてくれるので、絶対にハデ系を選ぼう。

釣り財布に入れておくべきもの

さて、では手に入れた格安釣り用財布に入れておくべきものを、一応紹介しておきたい。

・小銭
・3000円くらい
・IDとなるものひとつ
・クレジットカードひとつ

クレカが頼りになることも(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

作った限り、あまり使っていないクレカがあると、こういうときに重宝する。コンビニで小銭などで補えない量のちょっとした買い物をすることになると、それで支払えたりするからだ。

また、IDもやはりひとつあった方がいい。というのも、もし小銭も何もなくなって素寒貧になったとする。そうすると、IDを提示すれば、親切な駅員さんなら念書を書いたうえで、電車に乗せてくれるのだ。交番でもIDを提示すれば多少の額の交通費を貸してくれることがある。

ガチ財布を落とした被害例

実は私は少年時、確か18歳くらいだったか、海ではないが普段使いの財布を落としたことがある。そのときはふんだり蹴ったりで、バイクに乗っていたのだが、そのバイクのナンバープレートも高速道路で落としてしまった上にマフラーが折れて、近くのICで降りると「ナンバーもないですよ」と言われた。それから「財布もない!」と気づいて、もはや手の打ちようがない状態だった。確か壊れたバイクの修理も含め何もかも取り戻すまでに1か月近く要したと記憶している。

普段から使いこなしたいサブ財布(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

当たり前のことながら普段使いの財布は、日常生活の中でも落とす可能性がある。こと釣りでは車上荒らしなど意外に物騒なことがあるので、せめて財布だけでは自分で最大のリスクヘッジをするために、常からサブ財布を用意しておこう。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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