ハン・ソヒ×チョン・ジョンソ “韓国トップ女優”の競演で贈るガールズクライムサスペンス『PROJECT Y』場面写真
韓国を代表する俳優ハン・ソヒとチョン・ジョンソがW主演を務めるクライムサスペンス『PROJECT Y』が、2026年1月23日(金)より公開される。このたび、ハン・ソヒ演じるミソンと、チョン・ジョンソ演じるドギョン、二人の女の美しくもどこか危なげで作品の世界観を象徴し緊張感溢れる場面写真が解禁となった。
また、『息もできない』(2009)に出演経験のあるイ・ファン監督が、長編3作目となる本作で、初めての来日キャンペーンを実施する。“韓国公開より一足早く鑑賞できる!”トークショー付き試写会も予定している。
韓国トップ女優 ハン・ソヒ×チョン・ジョンソ競演
「第50回トロント国際映画祭」「第30回釜山国際映画祭」でのプレミア上映で話題を呼んだ本作は、ソウル・江南の歓楽街を舞台に、ミソンとドギョンという二人の女が、底辺の現実から抜け出すために、隠された金塊を盗み出すというストーリー。主演を務めるのは、ドラマ「夫婦の世界」(20)でブレイクを果たし、「わかっていても」(21)、「マイ・ネーム:偽りと復讐」(21)と立て続けに話題作に出演したハン・ソヒ。アクションからロマンス、時代劇までジャンルを問わない演技力で確固たるキャリアを築いてきた。そしてもう一人、イ・チャンドン監督作『バーニング 劇場版』(18)で鮮烈なデビューを飾り、圧倒的な演技力と存在感で観客の心を虜にするチョン・ジョンソ。劇中で、苦楽を共にして育った同い年の幼馴染を演じる二人は、実生活でも親友として知られている。この化学反応が、本作に物語のリアルさと登場人物の深みを与える。
監督は、大胆な題材とインパクトのある演出で韓国映画界に新風を吹き込むイ・ファン。これまでに、韓国社会で生きる若者が直面する問題を掘り下げた作品を発表し、その社会意識の高さが評価されてきた。長編3作目となる本作について、「私が最も惹かれるのは人間そのものです。彼らの極限の欲望と葛藤を探求したかった」と語る。ハン・ソヒ&チョン・ジョンソという韓国トップ女優を迎え、次なるステージへの期待を高めた。
ソウル・江南の歓楽街で、昼はフラワーショップで働き夜はクラブで男たちの接客をするミソン(ハン・ソヒ)。そんなミソンのほか水商売の女たちの頼れるドライバーとして生活費を稼ぐドギョン(チョン・ジョンソ)。苦楽を共にして育った幼馴染でもある二人は、今の厳しい生活から抜け出し、「昼は働き、夜は眠る」という普通の生活を夢見ていた。しかし、夢を掴むあと一歩を迎えたその日、ある人物の裏切りによって、一夜にしてすべてを失ってしまう。どん底に突き落とされた二人は、一発逆転を狙い危険極まりない大勝負に乗り出すのだった——。
そんな二人を写した場面写真では、鮮烈な赤いジャケットと豹柄のアウターに身を包み夜の街に繰り出す姿から、危機的状況の中でも彼女たちの覚悟を感じられ、物語の展開を期待させる空気が漂う。さらに、鋭い視線を向けるミソンの姿、車に寄りかかり挑発的な表情のドギョンの姿をさめたシーンも。今をときめく韓国トップ女優二人のスタイリッシュな姿が印象的な場面写真が到着した。ハン・ソヒとチョン・ジョンソが類まれなる化学反応で世界中のスクリーンを燃え上がらせる。
韓国映画界で注目される新鋭イ・ファン監督が、12月に来日することが決定した。日本でも多くのファンを獲得した韓国映画きっての不朽の名作『息もできない』(2009)に出演。その後、監督デビュー作『パク・ファヨン(原題)』(2018)は「第22回釜山国際映画祭」をはじめとする主要映画祭に招待され、家族や社会に見捨てられた若者の生々しく力強い描写が批評家の絶賛を浴びた。長編2作目『大人たちには分からない』(2021)では、10代の若者たちが抱える問題をさらに深く掘り下げ、「第25回釜山国際映画祭」で2つの賞を受賞。大胆かつ社会意識の高い映画作家としての評価を確固たるものにした。
そして長編3作目となる本作では、“日韓同時期公開”で注目を集めるなか、来日キャンペーンが実現。これを記念し、トークショー付き試写会も実施する予定だ。本国公開前に作品を鑑賞できる極めてレアな上映であることに加え、監督が自ら作品や制作背景について語る、日本のファンにとってまたとない貴重な機会となっている。
『PROJECT Y』を日本の皆さまにお届けできることを、大変光栄に、そして嬉しく思います。本作をご覧いただき、それぞれの心に響く形で受け取っていただければ幸いです。
(イ・ファン/監督)
『PROJECT Y』は2026年1月23日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開