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創作意欲もモリモリ 和気知美さん羊毛フェルト展〈藤沢市〉

タウンニュース

独創的な作品(PoMAやすらぎの杜提供)

色とりどりに模様を描いた羊毛フェルトの展示会が、本鵠沼のうつわと手仕事の店「グジェゴジェ9」で7日から開催されている。布に刺し込んだ羊毛フェルトが小山のように盛り上がった作品や、ボリュームいっぱいのウィッグのような作品も並ぶ。練馬区にある障害者支援施設「やすらぎの杜」で芸術活動に励む和気知美さんが作った。12月17日(日)まで。

同店は、障害のある人が手仕事で生み出すアートや雑貨を全国から集めて販売している。オーナーの小団扇(こぶちわ)えみさんは元養護学校教諭。就労支援施設で手掛ける作品が「限られた人にしか知られず、販路がない」と心に引っかかっていた。古道具や昔の家屋の建具が好きで収集していたこともあり、退職して7年前に店を始めた。

「なんて豊かな発想力」。ショッピングモールで和気さんの作品を見つけて以来、少しずつストック。当初はクジラや鳥などの絵が平面的に表現されていたが、羊毛の使用量が増えて立体的な作品が多くなり、模様も複雑になってきたという。「これでもかと羊毛を盛り込んだ最新作を含め、『和気知美がとまらない』と題する初の展示会。和気さんの頭の中に描かれた風景をぜひ楽しんで」と小団扇さん。

作品は手彫りの額縁に入れて展示。陶芸品、リースなども販売。午前10時30分から午後4時。月・火・水曜日定休。小田急片瀬江ノ島線の本鵠沼駅から徒歩5分。問い合わせは同店【携帯電話】090・7182・9630。

額装された和気さんの作品

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