Yahoo! JAPAN

史上初!国宝・不動院金堂でプロジェクションマッピング開催 学生発、光でつなぐ歴史と未来

旅やか広島

旅やか広島

広島市東区にある国宝・不動院金堂を舞台に、学生たちが制作したプロジェクションマッピングイベント「不動院プロジェクションマッピング-光でつなぐ歴史とみらい-」が、2025年11月1日(土)・2日(日)に開催されます。

 

【画像】「不動院プロジェクションマッピング」の案内チラシ

 

本イベントは、比治山大学・比治山大学短期大学部、そしてエリザベト音楽大学の学生たちが共同で企画・制作するプロジェクトで、「世界に通用するメディアアートを作りたい!」という学生たちの熱い想いから生まれました。

前例のない挑戦

今回の試みは、国宝である不動院金堂に史上初めてプロジェクションマッピングを施すという前例のない挑戦。歴史的建造物に最新の映像技術を融合させ、光による新たな表現と対話が実現します。

次世代のメディアアートクリエイターが挑む共創プロジェクト

映像を担当するのは比治山大学短期大学部美術科の学生たち、音楽を手掛けるのはエリザベト音楽大学の学生たち。分野を越えた共創により、「世界に通用するメディアアートを作りたい」という想いを形にします。最新のテクノロジーと若い感性を融合させ、地元・広島の魅力や歴史を新しい視点で表現。さらに、学生が高校生に技術や表現方法を教えるワークショップも実施予定で、イベント全体の運営も学生主体で行われます。学びと創造の両面から地域とつながる、実践的な取り組みです。

光で描く「不動院の記憶とアートな未来」

制作にあたっては、副住職から不動院の歴史を学び、地元住民への取材を通して戦前・戦後の姿を調査。その情報をもとにスケッチを重ね、映像作品を構築しました。二十歳前後の若者ならではの瑞々しい感性で、不動院の歴史を光と音で再構築します。幾世紀にもわたって広島の地に立ち続ける不動院に、伝統と革新が交差する瞬間が生まれます。

平和への祈りを込めた地域との共創

地域とのつながりを大切に、牛田の子どもたちと共に「もみじのアート」を制作する取り組みも実施。被爆80周年を迎える節目の年に、平和への祈りを込めた作品として、不動院の歴史を学んだ子どもたちが描くもみじやぬり絵が映像として投影されます。次世代メディアアートクリエイターによる光のショーと交互に上映されるこの映像は、未来への希望と平和への願いを広島から発信します。

歴史ある不動院を舞台に、若きアーティストたちが生み出す光と音の共演。過去と未来、伝統と創造をつなぐ特別な夜が体感できるアートイベントです。

【関連記事】

おすすめの記事