陣痛がおさまらず、在胎27週で緊急帝王切開へ!【鳥野とり子の思ってたんと違う 妊娠・出産・育児 #3】
こんにちは、漫画家・イラストレーターの鳥野とり子です。
インスタグラム(@torico_bird) で早産や発達障害、育児あるあるを投稿しています。
今回は27週で出産した時のお話を書きたいと思います。
27週を迎えた日の深夜に陣痛が来てしまい、主治医の判断で緊急帝王切開をすることになりました。
いよいよオペ室へ
オペの時間が近づき、車いすに乗せられオペ室へ移動すると、オペ室では産科・外科・麻酔科・新生児科の先生が勢ぞろいで待っていました。
「あぁ、本当にいよいよ出産なんだ」とドキドキしていたのですが、そのドキドキを吹き飛ばす勢いで色々な作業がテキパキとものすごいスピードで行われていきました。
まずは手術台に横になり、麻酔の準備です。
麻酔自体は全然痛くなかったのですが、陣痛がある中で麻酔をするために体を曲げないといけないのがきつくてきつくて…
体を曲げる痛さが強烈すぎて、麻酔を刺されたのは全く感じなかったです(白目)
帝王切開するにあたって気になっていたのが、赤ちゃんの産声が聞けるかどうかでした。
横にいた主治医に尋ねてみると…。
主治医のこの一言で覚悟を決めて手術に臨めた気がします。
ついに緊急帝王切開開始!
すぐに麻酔が効いて陣痛の痛みは消えてしまいました。
そしてついに帝王切開開始!
麻酔をしているので、当たり前ですが痛みは全く感じません。
グイグイ引っ張られているような感覚があるなと思っていると…
オペが始まって5分も経っていなかったと思います。
あまりの早さに驚きました。
心の準備ができていないまま周りが慌ただしくなり
「はーい、引っ張りますよ!」
「赤ちゃん出ます!」
「おめでとうございます。生まれましたよー‼男の子です!」
あっという間に生まれました。
でも私は麻酔をしていて感覚がないので産んだという実感はありません。
赤ちゃんはすぐに新生児科の医師たちによって処置を受けていました。
産声聞こえないな…と思っていると
とても小さくか細い声でしたが、産声をあげてくれたのです!
私は無事に生まれてきてくれた安堵と、辛かった不妊治療や、大変だった妊娠期間中の思いが一気に溢れて大声をあげて泣いてしまいました。
赤ちゃんと初めてのご対面
ほんの少し前までおなかの中にいた赤ちゃんが、目の前にいるなんてとても不思議な感覚でした。
体重930グラム、身長31.8センチの小さな小さな赤ちゃんでしたが、小さいながらも力強い姿を見て安堵したのを覚えています。
そして赤ちゃんはNICUへと運ばれて行きました。
【鳥野とり子】
2017年1月生まれの息子を育てているママ漫画家です。
インスタグラム(torico_bird) で早産や発達障害、育児あるあるを投稿しています。