三田の“リトル台湾”でまた食べたくなる♪名店出身シェフの本格中華『台湾茶屋な菜』 三田市
JR三田駅を降り立って徒歩約5分。キッピーモールを左手に進んでいくと現れる飲食店が立ち並ぶ通りの一角にあるお店『台湾茶屋な菜』(三田市)を取材してきました。
薄暗くなると吊り下げられた”ぼんぼり”に灯が入り、台湾夜市を切り取ったような風景が浮かび上がります。
中華の中でもあっさりとした味付けが魅力の台湾料理。夜はコースや火鍋に一品、お昼は月替わりランチと「食べログ 中国料理百名店」にも選ばれた大阪『オーパスワン』出身のオーナー・西川氏が腕を振るうメニューがいただけると評判のお店です。
異国情緒あふれる店内は現地さながら。何度も足を運んでいるというオーナーが味も雰囲気も“台湾”を再現。
東洋医学でも重視される五味(甘味・酸味・塩味・苦味・うま味)を摂り入れバランスよく、温と冷が食べられるようにと考えられた器がプレートに所狭しと並びます。
プレートで提供されるランチは「月替わり」1本に魂込めて。メインの「薬膳美人粥」に小皿が6品、小鉢が2品にデザートと薬膳茶、なんて豪華なのでしょう!
まずはメインから。鶏の清湯(チンタン)スープに16種類の穀物、干し貝柱の出汁で作られた中華粥にクコの実とパクチーが薬味として添えられています。
トロッとろで濃厚な口当たりは優しいながらも旨みが効いていて、お粥に混ざった豆たちの食感が心地よく響きます。
小鉢には、毎月趣向を凝らしたものが登場♪
台湾ではポピュラーなキャッサバ粉を衣に使用した「台湾式鶏の唐揚げ」。現地で採れる根菜から作る粉だそうで、タピオカの原料にも。カリッと齧ると初めて出会う香ばしさが広がります。
「季節の食材を積極的に」と言う通り、今が本番の”きのこ”を採り入れたメニューも。
魚も旬の”サーモン”を使った一品です。
発酵した白菜「酸菜(スワンツァイ)」と肉団子などをナツメ入りの薬膳スープで煮込んだこちらは、酸味と肉の旨みを味わえて体にも優しく、ほっとするひと皿。
秋なすを使った「よだれ焼き茄子」はピリリと辛く、その名の通り食欲をそそられます。
台湾でポテトサラダといえば”さつまいも”。クミンや麻辣醤(マーラージャン)などで味付けしたサラダは甘くてクリーミー、ちょっとスパイシー。
「仙草」を使ったゼリーは、台湾では一般的だそう。消化を促し解毒作用もある薬草で、少し苦味があるものの後味が残らずあっさりして、毎日でも食べられそう。
薬膳茶「ジャスミン茶」はぜひ味わって。茉莉花と薔薇、菊の三花をブレンドした同店のオリジナルでポットの蓋を開けた瞬間、漂う香りに癒されます♡
味にこだわり、「美味しい」と言われるのが何より嬉しいという西川氏。
どれを食べても新しい発見があり、お腹もいっぱいに。リピーターが圧倒的に多いという三田の”リトル台湾”は「また来月も」食べたくなる魅力に溢れています。
11月のランチは「脱皮海老のチリソース」などを予定しています(詳しくはグルメサイトを)。
場所
台湾茶屋 な菜
(三田市中央町12-6)
営業時間
火〜土曜日・祝日・祝前日・祝後日
日曜日はランチタイムのみ
・ランチタイム 11:00 - 15:00 / L.O.13:30
・ディナータイム 17:00 - 22:00 / L.O.料理21:00 ドリンク21:30
定休日
月曜日
※日曜日はランチタイムのみ
※不定休あり
駐車場
なし(近くにコインパーキングあり)