「やればできると示してくれた。多くの卒業生が泣いていた」掛川西高学而会、26年ぶりの夏の甲子園出場を果たした野球部に感謝
第106回全国高校野球選手権大会に出場し、1964年以来60年ぶりの夏の甲子園1勝を果たした掛川西。惜しくも2回戦で岡山学芸館に敗れましたが、同校を支援する有志団体「掛川西高学而会」のメンバーも最後まで選手たちに声援を送り続けました。
学而会はスポーツなど多様な分野への支援活動を通じて同校の発展に寄与し、文武両道の公立校として多くの人材を地域社会に輩出することを目的に2017年7月に設立されました。
これまでにマイクロバスの寄付やトレーニング室新設、学生寮「学而舎」の提供などさまざまな環境整備を実施し、野球部を支えています。
「校歌が流れ、みんなの思いが一つに」
26年ぶりの夏の甲子園出場がかない、渡辺建三代表理事は「部員や指導者、応援する人たちがみんな頑張ってくれて、やればできるということを身をもって示してくれた。多くの卒業生が泣いていた。甲子園に校歌が流れ、みんなの思いが一つになった」と感謝を込めました。
県予選で敗退した昨秋を含め、今チームでは70試合以上を観戦してきた竹原照彦理事も「格別の思い。普段は身近な存在だが、甲子園でのプレーを見ていると一段と輝いていて、とても感動した」と振り返りました。初戦で日本航空(山梨)に勝利した際は全員で校歌を歌い、喜びを分かち合ったそうです。