2024年度年末年始、新幹線・在来線特急などの指定席予約状況は JRグループ発表 サンライズはほぼ満席
JRグループが2024年度末の指定席予約状況を発表しました。
期間は2024年12月27日(金)から2025年1月5日(日)までの10日間。予約可能席数は前年比106%増の1,140万席。10日(火)時点での予約席数は前年比117%増の446万席となりました。
各社の予約状況を詳報します。
JR東日本
予約可能席数は新幹線267万席、在来線149万席の前年比約104%。10日時点の予約席数は新幹線135万席、在来線29万席の合計164万席で、前年比124%ほどとなっています。
下りのピークは12月30日、上りのピークは1月3日。12月28日~30日の新幹線「はやぶさ」「こまち」「やまびこ」「かがやき」「はくたか」は夜間を除きほぼ満席、1月2日~4日は同様に朝を除きほぼ満席となっています。
JR西日本
下りのピークは山陽新幹線と在来線が12月28日、北陸新幹線が12月30日。上りのピークは山陽新幹線と北陸指南線が1月4日、在来線が1月3日。
年末年始期間中は東海道・山陽新幹線「のぞみ」が全車指定席で運行となりますのでご注意ください。
方面別の予約状況を見ますと、予約席数はおおむね110%~130%程度の伸びを示していますが、米原~北陸の特急「しらさぎ」は上り・下りともに50~60%程度に落ち込んでいます。
JR東海
東海道新幹線は期間中に473万席を用意しており、席にはまだ余裕があるものの一部時間帯はすでに満席に近い状況です。
下りのピークは新幹線・在来線特急ともに12月28日、特に12月28日の午前に東京駅を発車する「のぞみ」はほぼ満席で、「ひかり」号に混雑が見られます。上りのピークは新幹線が1月4日、在来線特急が1月2日。
また、年末年始期間中、東京~新大阪間で運転する計48本の「のぞみ」号に「お子さま連れ車両」を1両設定しています。詳細情報は「東海道新幹線お子さま連れ車両」ページをご覧ください。
【参考】東海道新幹線「お子さま連れ車両」年末年始に設定 東京~新大阪間「のぞみ」12号車 計48本
https://tetsudo-ch.com/12986338.html
JR北海道
期間中の予約可能席数は新幹線がほぼ昨年と変わらない約19万席、在来線は指定席車両が増えたことにより16万6千席となり、およそ133%の増加となりました。予約席数は新幹線・在来線ともに前年比およそ145%程度の伸びを示しています。
下りのピークは北海道新幹線が12月28日、札幌発の北海道管内在来線特急が12月30日。上りのピークは新幹線が1月4日、特急が1月3日。
JR九州
JR九州は期間中、新幹線と在来線をあわせて68万1千席を用意。予約席数は前年比で約121%です。下りのピークは12月28日、上りのピークは1月4日。
九州新幹線・西九州新幹線ともに予約可能席数はほぼ前年と変わりませんが、予約席数は前年比120%ほど。まだ余裕があるとしつつも、「確実に座れる指定席をお早めに申し込みください」と呼びかけます。
JR四国
予約可能席数は前年比約107%増の19万1千席。予約席数は10日時点で6万2千席で、前年比およそ115%ほど。下りのピークは12月29日、上りのピークは1月3日。
指定席が増え、予約数も増加
一部在来線特急の全車指定席化などの影響もあり、各社ともに予約可能席数が増えていますが、予約席数はそれ以上の伸びを示しています。確実を期すならとにかく早めに予定を確定させて座席を確保するのが良いでしょう。
特筆すべきところでは、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」はすでに90%以上の予約率を叩き出しており、満席に近い状態になっています。ほか、在来線特急関係では「381系やくも」の運転が予定されています(多客期の計画的な運転としては今回が最後)。
【参考】定期運行を終了した「381系特急やくも」、年末年始に復活
https://tetsudo-ch.com/12982393.html