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鈴廣かまぼこ 江戸からの技で最高賞 全国水産加工品審査会で

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江戸からの技で最高賞

鈴廣かまぼこ株式会社(鈴木博晶代表取締役社長・小田原市風祭)が製造する「超特選蒲鉾古今(ここん)」が、11月8日に行われた「第35回全国水産加工品総合品質審査会」で最高賞にあたる「農林水産大臣賞」を受賞した。

この審査会は、全国で生産されている水産加工品などの品質向上を図り、水産加工業者の生産、技術、販売についての意欲向上に寄与することを目的に実施されている。全国水産加工業協同組合連合会主催。今回は全国から777点の出品があり、鈴廣の古今を含む5点が農林水産大臣賞に選ばれた。

古今は1976年に発売された商品。かまぼこの最高級の原料魚、グチに相模湾のオキギスをとり合わせ、慶応元(1865)年の創業時から受け継がれてきた伝統的な方法で、職人が1本1本を手作業で作っている。商品名には「昔から現在までかわらない美味しさと技の継承」という思いが込められている。

伝統製造課の熊英治さんによると、古今は国家資格である水産練り製品製造技能士1級を持つ10人ほどが製造を担当。機械では1時間で約2000本のかまぼこを製造できるが、職人による手作業の場合は1時間に約100本という。「気温に合わせて温度や水分量などを調整している。手作業ならではの扇形の美しさや食感が特徴」と熊さんは話す。受賞の知らせを聞き「美味しいかまぼこをお届けできるよう意識して作っている。江戸のころから継承してきた技で、自分たちが作ったものが評価されてうれしい。お正月はぜひ小田原のかまぼこで、1年をスタートしていただければ」と笑顔を見せた。

また同審査会では49点が賞に選ばれている。小田原市内からは同社のほか、株式会社鮑屋の「梅くらげ」が「しゅふ大賞」を受賞している。

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