42年熟成のフランチャコルタ「アンナマリア・クレメンティR.S. 1980」発表
カ・デル・ボスコから、40年以上瓶内熟成を経たフランチャコルタ「アンナマリア・クレメンティR.S. 1980」が発売された。
アンナマリア・クレメンティR.S.は、1979年シャンパーニュ出身の経験豊かなセラーマスターであり、現在「カ・デル・ボスコ・メソッド」として知られる、この特別なヴィンテージを造るための基礎を築いたカ・デル・ボスコ最初の醸造家、アンドレ・デュボワによって造られた。
1980年は5月と6月に低温と大雨が長く続いたものの、7月第2週から晴天に恵まれたため、ブドウは順調に生育。このリゼルヴァに使用するためのブドウの収穫は、9月11日と12日に行われた。そして入念な醸造と約5ヶ月間の樽貯蔵を経て、1981年2月に瓶詰めされ、2023年までの42年間という非常に長い期間、澱とともに熟成。そのうち7年はボトルを横にした状態で、34年はボトルを”シュール・ポワント”に積み重ねた状態で熟成させている。2023年8月のデゴルジュマン(澱抜き)の際に糖分を加えていない、ドサージュ・ゼロとなっている。
ボトルにはメタル・ラベルと布製ネックバンドを採用。金箔が貼られた専用ボックスに収められており、ラベルにはシリアルナンバーが付与されている。裏ラベルのQRコードからはワインの詳細情報にアクセス可能だ。
text:miki tanaka