藤岡弘、さん『子どもは未来の宝物』
昼から夜へと生まれ変わる夕暮れのひと時……Magic Hour。そして、海と緑に囲まれた癒しのリゾートホテルの優雅なリラックス空間で、素敵な景色と音楽を楽しみながら、幅広いジャンルのお客様を迎え、さまざまな話題でトークする番組。
今月のゲストは俳優で武道家の藤岡弘、 さん。
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で
東京湾を眺めながら、お話伺います。
今週も藤岡さんに迫っていきます!
鮮明に覚えているハワイの旅
まずは、藤岡さんに『忘れられない旅』のお話を伺ったところ、家族で行ったハワイ旅行を上げてくださいました。
藤岡:海外で子どもたちと楽しんだ思い出がありますね。本当に今でも鮮明に覚えていましてね。忘れないものですね~
要:どんなことしたんですか?
藤岡:一緒に海に行って泳いだり、ショーをみたり、食べ物を食べたり。うち4人の子どもなので、キャッキャとね!
近藤:わぁ~!
藤岡:また海外だったから、周りの目線を気にせず遊べたのでね、これが子どもにとっても嬉しかったんでしょうね。日本にいるち、やっぱり周りの目がありますし、当時は僕が親だという事も言わないようにしていたので、子どもたちもプレッシャーがあったんじゃないかな。
近藤:それが海外で解放されて!
藤岡:そうだね、解放されちゃって!日本に居るときは、一緒に食事もできなかったから。海外に行ったら僕に抱き着いたりしちゃって。手を繋いで歩いたりもできて。一番お父さんらしい、親子らしくいられて。嬉しかったんだと思います。
子どもは未来の宝物
藤岡さんご自身は、ボランティアやお仕事、武道交流なども含めると100か国以上の国に訪れた経験があるということ。中でも印象に残っている場所とは?
藤岡:様々な国に行きましたけどね…やっぱり、戦場ですかね。湾岸戦争にも前・後に行っていますし、、、。そうですね…俳優という部分じゃなくて、人間としての部分で人生観や価値観まで変わってしまう出会い、そういう経験をさせていただきましたね。
要:なるほど、、、
藤岡:なぜこういうものに出会うのか、目の当たりにしなきゃいけないのか、、と思うと、やっぱり導かれたような、不思議な感じがしていますね。観光地のような良い面だけじゃなく、人間の修羅場のような所ばかりに行ったのでね。
近藤:色々な世界を見たからこそ、ご家族の大切さを実感するんじゃないですかね。
藤岡:仰る通りです。難民もね、着の身着のままだけど、子どもだけはしっかりと抱いて手を離さない。やっぱり最後は子どもなんだなと。
近藤:藤岡さんもお子さんを大切にしていらっしゃることがすごく伝わってきます。
藤岡:ありがとうございます。本当にそうですよ。だって地位や財を失っても関係ないですよね、命さえあれば、また復活できるので。そしてやっぱり子どもというのは地球の宝です。未来を作る宝物。子どもたちが夢を繋いでいくわけですからね。やっぱり大人はそこに対して責任を持たなければ。
“実をもって虚となす”
藤岡さん、実は陸海空海底と様々なライセンスを持っていらっしゃいます。なぜこんなにも資格を持っているのか、伺いました。
藤岡:免許マニアなわけじゃないんですよ(笑)これは、生き抜くために持っているんです。自分に何かあった時、このアイテムが必要だということでね。生きるための材料なんです。
要・近藤:へえー!
藤岡:調理師免許も持っていますよ。小さい頃には父に鹿やイノシシをさばく技術も教えてもらっていますし。山で食べられるものを判別したり、どうやって生き抜くかという、サバイバルですよね。
要:なるほど…!
藤岡:あらゆることは身に着けておいた方が、生き抜く確率があがりますからね。だから別に誰かに押し付けるつもりは毛頭ないんですよ。とにかく親として子供を守るということで。守るにはまず自分が駄目になっちゃいけないので、できる限りのことをしているんです。僕、銃もマスターしています。
近藤:そうなんですね!
藤岡:あとは、馬にも乗れるんですけど、子どもたちも全員乗れて、私について走ってきますよ!
要:すごい…!俳優としては、どんな役でも演じることができますよね。
藤岡:そうですね、やっぱり実”をもって虚となす”ということが僕の生き様なので。
実際に経験してこそ、演じることができる…!藤岡さんのこだわり、たっぷりと伺いました。
(TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』より抜粋)