ペドロ・パスカル主演、R指定アクションコメディ『フリーキー・テイルズ』米予告編が公開 ─ 80sカルチャー大融合、トム・ハンクスも出演
「THE LAST OF US」(2023-)や『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(2024)など話題作が続くペドロ・パスカル主演、“80年代ミックステープ”をコンセプトとしたアクションコメディ『フリーキー・テイルズ(原題:Freaky Tales)』の予告編が米国で公開された。
本作は1987年のオークランドを舞台に、マルチトラックのミックステープのごとく、さまざまなキャラクターが織りなす4つの物語が交錯する構成。実在のNBA選手スリーピー・フロイド、汚職警官、女性ラップデュオ、ティーンのパンクス、ネオナチ、借金取りたちが熱狂のなかで激突する。
予告編ではペドロ・パスカル演じるクリントが、妊娠中の妻と思しき女性と車内で過ごしているさなか、窓の外から銃口を突きつけられる。ナレーションは語る。「負け犬は不可能を可能にし、悪党を倒し、ギャングから抜け出すためにミックステープを売れるると信じている。しかし、この負け犬にとって今日は最後の日だ……いや待ってくれ、最初からやろう」。
テープが巻き戻されると、クリントの物語が最初から語られなおす。クリントが引き受けた“最後の仕事”とは、試合のため家を空けているスリーピー・フロイドの不在に忍び込み、コレクションされていたアジアの骨董品を盗み出すことだった。ところが、そこにフロイド本人が刀を持って現れ、強盗たちをばっさばっさと斬りはじめたら?
実在のスター選手やカンフー映画、SF、ヒップホップといった80年代カルチャーをサンプリングした本作では、クリントやスリーピー・フロイドの物語をはじめ、パンクスとネオナチの衝突や、女性ラップデュオの台頭も描かれる。「激しいアクション、尖ったユーモア、グロテスクな殺し合い、そして巧みなツイストがパルプ小説的に融合した」映画だというが、果たして物語はどうつながるのか?
出演者はペドロ・パスカルのほか、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のベン・メンデルソーン、『トップガン マーヴェリック』(2022)のジェイ・エリス、歌手のノーマニ、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)のドミニク・ソーン、「ユーフォリア/EUPHORIA」の故アンガス・クラウド(本作は遺作のひとつ)、「エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~」(2024)のユ・ジヨン、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)のジャック・チャンピオン。レンタルビデオ店のオーナー役としてトム・ハンクスも登場する。
監督・脚本は『キャプテン・マーベル』(2019)のライアン・フレック&アンナ・ボーデン。約6年ぶりの長編映画となった今回は、自身のルーツであるインディペンデント精神に回帰し、豪華キャストとともに野心的な映画製作に挑んだ。
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映画『フリーキー・テイルズ(原題:Freaky Tales)』は2025年4月4日に米国公開予定。北米配給はライオンズゲートが担当する。