かんたろうという名前の可愛い猫が旅立ちました【猫マンガ】ねこ連れ草
かんたろうへ
いつもねこ連れ草を読んでくださりありがとうございます。今回、皆さんにお知らせしなければいけない事があります。
10月15日の早朝、かんたろうが永眠しました。
突然の報告に驚かれたことでしょう。びっくりさせてしまってごめんなさい。
かんたろうは一年以上前から腎臓と甲状腺の治療を受けていました。お薬を上手に飲む事ができ、病院にも通院できたおかげでそれなりに安定していました。
でも今年の4月ごろにリンパ腫が見つかりました。
これにはかなりショックを受けましたが、まあまあ仕方あるまい出来ることをしようじゃないか。そう思いながら闘病生活を送ってきました。
10月に入ってからだいぶ体も小さく、動きもたどたどしくなりましたが、ゆっくりゆっくり噛み締めるようにかんたろうとの時間を慈しんでおりました。
低迷ではありましたがまだまだ一緒に過ごせる兆しはあったのです。本人(猫)も、こんなに早く旅立つと思ってなかったのではないかと、そう思わせてくれる姿でした。
でも身体がとても疲れていたんでしょうね。
最期は母の腕に抱かれ、最後の一呼吸を家族みんなで見届けました。とても穏やかで幸せな看取りでした。
今回の漫画の下書きを看取った日の夜に描き始めました。これはかんたろうへ手向けたお話です。
これまでかんたろうを愛してくださって本当にありがとうございました。 手元にはまだかんたろうとの思い出があります。それらを形にしたいので、これからも連載は隔週ですが続けさせていただきます。
うずらとかんたろう(魂ver)の「ねこ連れ草」は続きます。
そして、かんたろう用に取り寄せたゴハンを食べて元気もりもりになったうずらも引き続きよろしくお願いします。
登場人物
仁子(じんこ)
福井県出身のイラストレーター。
色彩、表情にこだわった物語性のあるイラストを得意とし、雑誌、書籍、雑貨など幅広いジャンルで活動中。
愛猫である、うずらとかんたろうの日々を描いた著書『ねこ連れ草 うずらとかんたろう徒然ニャッ記』を出版。
・ブログ Chromaket（くろまけっと）
・X（旧ツイッター）：@jinko_yy