家族6人で月1100円の高コスパ英語学習アプリ「Duolingo」 続かなかった息子が1年間継続できた!
自宅でできる英語学習のなかで、子どもが一番楽しんで継続している「Duolingo」。これまでの英語学習法で英語嫌いになりかけた子どもが、Duolingoを使って約1年、毎日学習を続けられている理由をママ目線で考察します!
わが家はこうして「Duolingo」を使い倒した!(画像あり)(画像あり)1億人以上のアクティブユーザーがいる英語学習ツール『Duolingo』。なんと、わが家の小学生男子にもヒットしました。この「継続できる」英語学習ツールの、わが家での活用法について、小5と小2の男の子を育てているエニママライターの松永祐子がルポします。
みなさんのお子さんは英語を楽しんで学んでいますか? 日本では2020年の新学習指導要領から、小学3年生で「外国語活動」がスタートすることになりました。私の周りでは「英語学習は幼児期からがよい」「英語ができると受験に有利」など英語についての話題をよく耳にします。
そんななか、「学校の英語の授業についていけるのか」「将来ちゃんと使える英語スキルを身につけられるのか」と気になっていた私。自分自身が海外旅行をするたびに「もっと自由に英語が話せたら……」と実感していたこともあり、子どもの英語教育に興味を持ちました。
何かはじめなければ! と、買ってみた本やテキスト。
子どもが英語嫌いになりかけた原因
わが家での英語学習のスタートは、長男が6歳のときにはじめたオンライン英会話。これは週に1回、自宅のパソコンで25分間のレッスンが受けられるものです。じっとしていられない長男を、外国人の先生があの手この手で楽しませてくれ、次第にアルファベットや英語の歌を覚えるようになりました。
長男に次いで次男も英会話を開始! はじめたころは楽しめていたのですが……。
しかし、続ける過程で3つの問題が出てきました。1つ目は、レベルアップする英語のレッスンが難しくて、子どもが楽しめなくなってきたこと。2つ目は、先生の前で間違えるのが恥ずかしくて、話したがらなくなったことです。
そして親である私も、先生と子どものスケジュールを合わせて予約したり、学習のフォローが必要だったりと、継続することに疲れはじめていました。
子どもたちに、コミュニケーションツールとして「楽しんで学んでほしい」という気持ちではじめた英語学習。それなのに、家族のストレスの原因になりかけていると気づき、オンライン英会話はいったん退会することにしました。
Duolingo(デュオリンゴ)とは?
楽しく続けられて、親の負担も少ない英語学習なんてあるだろうか……と考えていたときに目に止まったのが「Duolingo」でした。
Duolingoは、スマートフォンやタブレットではじめられる無料の語学学習アプリ。英語の4技能「聞く・読む・書く・話す」の力をバランスよく、かつ気軽に学べるのが特徴です。
このアプリの月間アクティブユーザー数は世界で1億1300万人(2024年12月時点)。その実力はお墨つきです。
「ダメならやめればいい」と、軽い気持ちでダウンロードしたところ、長男(当時10歳)はあっという間にアプリの面白さのとりこになり、今では連続学習記録が340日に。3ヵ月前にはじめた次男(8歳)も、「楽しい!」と毎日欠かさず継続しています。
子どもたちがDuolingoにハマった3つの理由とは?
ゲーム感覚で楽しい
子どもの心をつかんだ一番の理由は「ゲーム」みたいに楽しくできること。幼いころからデジタルツールに触れている子どもは、驚くほど感覚的にアプリを理解していきます。
ゲーム要素のひとつが、レッスンをこなすことでたまるポイント(XP)。1週間のレッスンで集めたXP数は、同じリーグに集まった30人のなかで順位づけされ、最終日に上位にいれば昇格して次のリーグに進めます。
少しずつレッスンを重ねていき、10段階あるリーグの最も上位にある「ダイヤモンドリーグ」に到達しました!
子どもはXPを稼ぐために、もう1レッスン! と取り組み、ときには1日に10レッスン、20レッスンとこなすことも。1レッスン2~4分程度ですが、平均すると10~15分は毎日英語に触れていることになり、まさにゲーム感覚で学べています。
ほかにも、継続日数や全問正解数を「自己最高記録」ページで確認できたり、「賞」を与えてもらえたり……ゲーム要素が子どもたちの心をガッチリ摑んでいると感じています。
「~の達人」「~の天才」など、マイページには子どもの喜びそうな言葉がたくさん並んでいます。
失敗しても恥ずかしくない
これまで習ってきたオンライン英会話の先生は、みなさん明るく前向きな方ばかりでしたが、どうしても「先生の前で間違える」ことにストレスを感じていたわが家の子どもたち。Duolingoをはじめて気づいたのは、相手がデバイスだと不思議なほど間違いや失敗を恐れずに学習できる、ということです。
Duolingoを使っているときは、スピーキングなど声を出すレッスンも自信満々にこなしています。間違いをしつこく追及しない代わりに、類似した問題が何度となく出てくるのがポイント。「前に見たことある!」「これ知ってる」の気持ちが、自然と子どもの継続力を後押ししてくれているのかもしれません。
自分ひとりで問題が解ける
オンライン英会話の前に必ず言われていたのが「ママ隣にいてね」という言葉。わからないときに助けてほしい、というのがその理由ですが、いつになったらひとりでできるのか……と少し困っていました。
そんな子どもたちでしたが、Duolingoでは親の手を借りずにレッスンをこなせています。明瞭な声で英文を読み上げてくれる機能や、単語の日米対訳が簡単に確認できる機能など、初心者でも自分の力で取り組みやすいところがDuolingoの魅力です。
たとえば、ひとつのレッスン中に何度も「乾杯」「cheers」が出てきます。対訳を確認しながら、何度も解くうちに記憶が定着していきます。
また、フクロウのDuoくんをはじめ、おなじみのキャラクターが友達のように「ため口」で話しかけてくるところも、子どもにとって親しみやすい理由ではないかと感じています。
わが家での活用法
家族で学ぶ、楽しむ
実は、わが家でDuolingoに取り組んでいるのは子どもだけではありません。親、そして祖父母を含め、3世代でアカウント連携をして学んでいます。連携すると相手のレッスン状況がオンタイムで表示されるため、いつも早朝にレッスンを終える祖母を見て「おばあちゃん早い!」とライバル意識を燃やしてがんばっています。
孫から「一緒にやろう!」と誘われ、快くレッスンをはじめてくれた祖母。
ウィジェット機能でレッスンを忘れない
私は毎日のレッスンを思い出す工夫として、スマートフォンにあるウィジェット機能(画面上でアプリの最新情報を確認できる機能・ほかのアプリよりサイズを大きく表示することが可能)を利用し、目立つところにアプリを配置しています。
かわいいフクロウのDuoくんが継続できている日数とともに「練習の時間になりました!」と教えてくれると、ついタップして練習をはじめてしまうのです。
ウィジェット機能で、昼ごろはご機嫌に誘ってくれるDuoくん。夜に近づくにつれ顔もメッセージも悲壮感を増していきます……。
集中して学びたいなら有料プランもおすすめ
無料で学べるDuolingoですが、わが家は有料プランに切り替えて利用しています。理由は、広告がないことと、間違えてもレッスンが中断されることなく進められるためです。ほかにも、パーソナライズされたレッスン項目が増えるため、飽きることなく学習が継続できています。
ちなみに現在契約しているファミリープランは年額13,200円。月額1,100円で家族6人の英語レッスンが快適に受けられていると考えると、満足度がとても高いです。
10月からDuolingoをはじめた次男。3ヵ月のがんばりの成果をDuoくんが教えてくれました。
Duolingoには継続できる仕組みがいっぱい!
今回は、英語嫌いになりかけた子どもたちがDuolingoで楽しく英語学習している様子をお届けしました。
①ゲーム感覚で楽しいレッスン
②AI相手で声を出しても恥ずかしくない
③親なしでサクッとすすめる操作感
などがうまく作用し、日々継続できていると実感しています。
家庭での英語学習にストレスを感じていたり、なかなか続く学習法に出会えないと悩んでいる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
※記事内写真はすべて撮影:松永祐子