安田団長が防災語る 鷺沼小PTA講演会で
鷺沼小学校PTA(吉井光生会長)が2月22日、お笑いトリオ「安田大サーカス」の団長・安田さんを招いた講演会を同校体育館で行った。
同講演会は、阪神淡路大震災から30年にあたり企画された。講師の安田さんは、兵庫県西宮市出身で二十歳の時に被災。震災で直面した親友の死が、芸人を志す大きなきっかけになった。「しばらくは震災について話す気になれなかったが、死んだ時と忘れられた時に『人は二度死ぬ』と教えてもらって考えが変わった。自分でも二度目の死を食い止めることができると思った」。昨年12月に防災士の資格を取得したという。
日本一面白い防災士
この日はPTA関係者ら約70人を前に、自称「日本一面白い防災士」として、さまざまな防災知識を笑いを交えながら披露。「枕もとの靴や充電器、ラップなど備えておいたほうがいいものはたくさんあるが、最後は人と人とのつながり」と人付き合いの大切さを訴えた。
吉井会長は「なり手不足解消のために、PTAを対象とした初めての企画。防災意識の向上にもつながったのではないか」と話した。