手際の良さに魅せられる『鉄板ビストロ キャトル』の大満足ランチ 神戸市
西舞子に佇む『鉄板ビストロQuatre(キャトル)』(神戸市垂水区)。長年ホテルの鉄板焼の料理人として腕を振るったシェフが営む、知る人ぞ知る名店です。
ランチタイムには平日にも関わらず、多くの人が訪れていました。
店内は上品で落ち着いた佇まい。テーブル席でゆっくり過ごすのも良いですが、目の前が鉄板のカウンター席で、料理が仕上がっていく様子を見るのも醍醐味です。
同店のランチは、メインを選び、スープとパン、食後のドリンクが付くセット。そこに、サラダや魚料理、デザートなどを組み合わせることもできます。
同店の名物、原木から削る「切り出しハモンセラーノ」のサラダを追加でいただくことにしました。
神戸近郊の新鮮な野菜を使ったサラダに季節の果物。スペイン産のしっかりと噛み応えのあるハモンセラーノは、噛み締めると旨みが広がります。その塩味と、柿とキウイの甘み・酸味がマッチしたなんとも贅沢な一皿です。きのこのキッシュもクリーミーで美味。
「ホワイトコーンのスープ」はとろける甘さ。ピリッと辛い黒胡椒がアクセントです。旬の野菜を美味しくいただけるのも同店の良さです。
目の前で様々な食材が手際良く仕上げられていく様子は、まるでショーを観ているよう。シェフの鮮やかな手捌き、無駄のない所作に惚れ惚れします。
同店は魚料理にも定評があります。近隣の明石浦の昼網で捕れた魚介類。今回は、明石鯛、太刀魚、サワラをいただきました。
明石鯛の皮はパリッと、太刀魚はとろけそうな柔らかさです。秋に脂が乗って旨みが増すという「浦サワラ」は肉厚でふわふわ。上質な魚をプロの焼き加減でいただく。美味しくないわけがありません。
メインの「国産牛ハンバーグ」は、ボリューム満点150g。しっかり肉感を残しながらもふんわり柔らかな食感です。
一から手作りのデミグラスソースはなめらかでコク深く、ジューシーなハンバーグとよく合います。
デザートの「いちじくのタルト」は温かい状態で出されます。細やかで丁寧なおもてなしに、高い満足感を得られます。
ランチは1500円(税込)からいただけますが、ぜひ好きなものを組み合わせてコース仕立てにすることをおすすめします。
アットホームな空間で、気負わず高級ホテルと同様のお料理がいただけるビストロ。しかもリーズナブルに。一度訪れると、誰かを誘ってまた行きたくなるお店です。
ランチタイムは満席になることもありますので、ぜひ予約をしてから訪れてくださいね。
場所
鉄板ビストロ Quatre
(神戸市垂水区西舞子2-12-28)
営業時間
ランチ 11:30~14:00
ディナー 17:30~22:00(L.O.21:00)
定休日
木曜日
駐車場
3台分あり